* 文藝春秋の新刊 2021年7月 画家のアトリエ 大高郁子

twitterでイラストレーターは「さて、誰のアトリエでしょう?」と質問していて、そんな分かるわけない。画像でググったらジョアン・ミロのマヨルカ島にある美術館とのことです。ミロいいですね、ダリの胡散臭さの対極というか、人柄とか知らぬが棟方志功に近…

文藝春秋の新刊 2021 6 「子規の窓」 by大高郁子

もう7月です、ご近所の草取りに夢中で書店まで足を伸ばせず。購入したのは乙川優三郎著「NINE STORIES」なんか変な本だ。まずタイトルが変、わざとか分からん。永井均の「存在と時間・哲学探究1」に文句をつけない文藝春秋らしいか。本の作りが変、短編の初…

文芸春秋の新刊 2021 5 「窓辺」 大高郁子

すてきな色彩とトーンで(どう違うか説明できぬが)ホッとする今月のリーフレット。カーテンの柄の細部にあたる光がグラデーションを作り、風の色を感じてしまう。手前の猫の後姿も耳の角度で「風を見てる、感じてるな」と分かり、ちょっと涼しい季節だけど…

文芸春秋の新刊 2021 4 「荒川土手」by大高郁子

20世紀にわたしは都内北区に住んでいて、40代では都内散歩が趣味だった。昭文社の「山の手下町散歩地図」片手に歩き回りました。今も版を変え販売されてる。 www.mapple.co.jp 戸山とか隅田川畔など、当時はブルーシートのホームレスのホーム脇を散歩、大鳥…

文藝春秋の新刊 2021 3 春の豆

デジャブ感あります グリンピースであります、春の豆だがも少しあとか5月くらいが出回りか。こんなふうなバラバラランダムイラストは過去にも数多存在しますし、豆だけでも幾つもある(先ほどズラッとみてきた)わけで、このたびは3葉貼ることはしませんあし…

文藝春秋の新刊 2021 2 ムジェッロ街6番地にて 大高郁子

須賀敦子を知らないのです、すてきなエッセイストと聞いてたけど出会うチャンスがなかった。エッセイストのツイートで須賀敦子が住んでいたアパートのエントランスなのだと情報を得る。 旅に出たい欲にかられて。文藝春秋の新刊案内2月「ムジェッロ街6番地に…

文藝春秋の新刊 2018 2 髭猫 大高郁子

5年ほど前に大高先生の飼い猫「ほくろネコ」が天寿を全うし、その後スミチという三毛が先生宅の新家族となった。両者ともリーフレットに多く登場し、ホームページtwitterで近況など教えてもらった。とはいえ今回は髭猫氏です、どんな素生かなどは不明(どこ…

文藝春秋の新刊 2021 1 落椿

2月になってようやく紹介は失礼でした、ポトリと落ちるツバキです。わが家には山茶花も椿もあります、サザンカのほうは赤と白の花咲く2本があったのだが、知らぬ間赤いほうが枯死してしまった。わたしが新潟に帰ってから20年越え、庭全体のレイアウトってか…

文藝春秋の新刊 2018 3 「ブタペストの春」by大高郁子

「プラハの春」というのは1968年のチェコ動乱以前、ドプチェク第一書記による社会主義変革運動です。中学生だったわたしです、政治に目覚めはしなかったがいろいろ興味を覚えた頃、全共闘真っ盛り新宿駅降りると前夜の催涙ガスの匂いが残っていたりの頃、社…

文藝春秋の新刊 2018 4 ロンシャンの礼拝堂 大高郁子

ふつうロンシャン礼拝堂の画像っていうと、エリンギみたいな外観が出てきます。ル・コルビジュエの傑作として。 だからリーフレットの画像は礼拝堂の中でスケッチしたんでしょう、階段とかの画像が見付からないので“独自の視点”なのかもしれない。コルビジュ…

文藝春秋の新刊案内2020年版

1月―3月 1月「カルタ」 2月「カフカの家」 3月「下町ロール」 4月ー6月 4月「猫の置きもの」 5月「雛罌粟」 6月「旅に出たい」 7月ー9月 7月「どぜうの季節」 8月「冷コー」 9月「千駄木の家」 10月―12月 10月「4匹の猫」 11月「秋の…

文藝春秋の新刊 2020 12 「暮らし」by大高郁子

三葉並べてみたけど、暗さの強度でしょうか質なのかな…が違ってみえてやっぱり今月の「暮らし」って特別なのかな。 サックス吹いてるのは1999年11月「黄昏」です、まだ紹介してないです。新刊案内開いてみればなかにし礼「長崎ぶらぶら節」だったりディーヴ…

* 文藝春秋の新刊 2020・11 「秋の色」 大高郁子

絵を描くという行為自体に無関心なわたしであって、画材関連の知識はほぼない。このたびのイラスト見ても「秋の色ってんだし、紅葉とか枯葉とか描くんだろな」ほどの感想。ついでにいえば外国製でお高い色鉛筆だったりチョークだってりするかもだが、商品の…

文藝春秋の新刊 2020 10 「4匹の猫」 大高郁子

天上の青がすてきだ ロシア関連のブログを書かれている“いちのへ友里”さん「ロシアナ日記」より「スペインの中のロシア」というスレッド紹介します。タンデムの大きな画がいちばん美しい位置で写真撮ってたみたいで気にいったから。 ichinoheyuri.com リーフ…

文藝春秋の新刊 2020 9 千駄木の家 大高郁子

twitterなどで漱石の墓参りとか下町散歩とか幾度か報告があって、久保田万太郎のあとは漱石なんぞを描くつもりなのでしょう大高郁子。こちらの「千駄木の家」は明治村にある鴎外→漱石の住んだ家ですね、ほおYouTubeがある。 www.youtube.com 明治村の公式ペ…

文藝春秋の新刊 2020 8 「冷コー」大高郁子

10月になりようやく8月・9月新刊を購入、購入したい書籍を探しあぐね「フェルドマン教授の未来型日本経済最新講義」を購入。新刊コーナーにはもうなくジュンク堂地下の経済学書を探しみつける、まあ読みやすく元気が出そうな悪い本じゃなさそう、もうすぐ読…

村上春樹 一人称単数

装画は豊田徹也で、わたしとしてはカバー画は落ち着かない印象。絵にこちらの意識が引っ張られかけた。豊田哲也からのひとことがYahoo!ニュースにありましたので貼っておきます。 news.yahoo.co.jp 「石のまくらに」から「ウィズ・ザ・ビートルズWith The B…

文藝春秋の新刊  2020 7 どぜうの季節

飯田屋ですね、国際通りから合羽橋方面に入ったあたり。東京で飲食店やっていたときには合羽橋道具街はわりと通いました、年に4回以上は丼や厨房備品の買い出しに出かけた。駒形どぜうや今半など有名店での食事の体験はままあっても、買い出しで行ったときは…

磯崎憲一郎著 日本蒙昧前史 感想文

傑作、楽しい読書で読み終えるのが寂しいつらいもっとおかわりという気持ちになった。高齢になってから長編一冊2日で読み終えるなんて久しぶりの体験です。 わたくし世代(団塊世代→プラス10年)にとって取り上げられてるイベント・イシューのすべてが既知で…

文藝春秋の新刊 2020 6 旅に出たい 大高郁子

これがどこの地図なのか不明、上下(左右か?)に川があり、マンハッタン島かなと思ったが、よく見ると街中もみなこれ河というか水郷つうかクリークだわな、ベネチア、ストックホルム、アムステルダム、コペンハーゲン…マップだけではわたしにはそれ以上分か…

文藝春秋の新刊 2020 5 雛芥子 大高郁子

バックの青なのですが、厳密には何色なんだか、ちょっと待って!調べてみるから…えーと藍鼠(あいねず)でしょうか。 なんか違うみたいで色の名前って難しい、グラデーションだからね。写生ってかこんな地から伸び生え上がり咲き競う植物の姿を描いた大高先…

文藝春秋の新刊 2018 5 スイミングプールより 大高郁子

5月の文藝春秋新刊をまだ書店でみてなくて、最新のリーフレットはどんなんだろ?コロナのせいで新刊遅れているわけではなさそう、文春のページ貼っておきます…で、欲しい本はあるか? books.bunshun.jp ライアン・ギャティス著「血まみれ鉄拳ハイスクール」…

文藝春秋の新刊 2018 6 アムステルダムのカフェ

最初は肉屋かと勘違いした、手前のオレンジがソーセージかなって。その奥のパントリーってのかデシャップスタンドってのか、赤の紙コップがこうぐいと立体に浮かび上がる画家の技量がすてきです。昨年10月にスキポール空港もあったし、欧州の旅の一齣は大高…

文藝春秋の新刊案内 2018 7 七月のねこ 大高郁子

スミチと名付けられたちょこっと三毛の飼い猫、なんと凛々しい立ち姿なのだがなんだか仔猫っぽく描かれている。文藝春秋のリーフレットにも多く描かれており、2016年に描かれている姿はあまりに華奢できちんと立てずへたりこむ姿にみえる。 16年10月・17年10…

文藝春秋の新刊 2020 4 猫の置きもの 大高郁子

2018年8月のリーフレット「小名木川」を紹介したまま、また無為に時間が過ぎてしまう。仕事が多忙でとかもう言い訳はできないけど、元来このような怠け者なのだからしかたないか。 でもって今月は「猫の置き物」としか記してなく情報が少なすぎ、どんな大き…

文藝春秋の新刊 2018 8 小名木川 大高郁子

文藝春秋の新刊 2018 8月 イラストレーター大高先生は北砂のマンションに住んでおられたと、彼女のブログやtwitterで推測していた。なんだか近年ご結婚されたらしく(こちらも推測)、北砂から引っ越ししたかは(まあどうでもいいけど)不明です。描かれてい…

文藝春秋の新刊 2020 3 下町ロール 大高郁子

えと、おかしいな。ネットで検索するとちょっと不思議なロールケーキが 提示されル。あんこに生クリームってわりと普通にパンでありますね、でもそれだけでなく求肥でモチモチ、クレープとスポンジで巻かれているそうです。画像は以下に。 junelove62.exblog…

文藝春秋の新刊 2020 2 カフカの家 大高郁子

石畳ですね、煙突がうだつにみえる えと、プラハ城内「黄金の小道」にあるというカフカの家。そちらを訪れた方のブログがあるのでそちらを貼ります。イラストとおんなじでおんなじでなんかえんとつだらけちっちゃな家の並ぶ写真があります。 iwanya.exblog.jp…

文藝春秋の新刊 2020 1 カルタ 大高郁子

業平って弓矢持ってたっけ? 昨年末、画廊人形町ヴィジョンズで「百人一首って」という企画展に大高先生も参加し、作品なのか肖像画なのか何点かを提出したそうです。その巡回展なのか嵯峨嵐山文華館で開催中だったのが休館になったと先生のtwitterで知る。…

2019年 文藝春秋単行本リーフレット

1月ー3月 2019年1月ー3月 1月「遊ぼ」 2月「チョコレートショップ」 3月「郵便貯金局‘@ウイーン」 2019年4月―6月 4月「そらまめ」 5月「お茶碗」 6月「ポップコーン」 2019年7月―9月 7月「夕刻のローザンヌ」 8月「眠い」 9月「50年目の月」 2019年10月―12…