2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

角川12月投げ込みチラシ L版単色両面刷り

●角川書店 話題の本● 太田忠司著 イラスト/ミギー 「甘栗と金貨とエルム」水原佐保 装画/宮尾和孝 「青春俳句講座 初桜」三羽省吾 「イレギュラー」

文庫チラシコレクション 2006年12月角川文庫「今月の新刊」チラシの紹介

発見。角川文庫読めば、発見がある。 ディスくん 重松清 哀愁的東京 灰谷健次郎 天の瞳 あすなろ編 Ⅱ 藤本ひとみ 皇帝ナポレオン 上・下 大島真寿美 「宙の家」 はやみねかおる 「僕と先輩のマジカル・ライフ」 日向まさみち 本格推理委員会 塚本晋也 悪夢探…

文藝春秋の新刊 2006・3「アスパラガス」©大高郁子

ワォッ!これって春の空気の色です─現在の裏日本に最も縁遠いカラーね。cornsilkというのか“春眠暁を覚えず”色なんて名づけたりして。でもいまむずむずと、穂先に色づきかけてる赤紫がこそばゆく、でもその生命力が頼もしげだし、いやいや、実はわたし、美味…

モーツァルトのディベルティメントのような

文庫チラシコレクション 2006年12月 光文社文庫

偶然、購入した今月の新刊、加賀美雅之著「双月城の惨劇」に文庫チラシが2葉入っていて、ああそうかこう並べれば、一生懸命テーブルを制作せずにすむじゃないか。 偶然、書店員が2枚入れちゃったんだろうが、これはナンだ、悪さをなかなか働けぬわたしだけ…

文藝春秋の新刊 2006・4 「苺のシロップ」©大高郁子

苺のシロップにかんしては何の知識もない、のわたしですから、薄い紅色の背景から浮き出たすこしいびつなモナンの壜に関しては、野暮な合いの手などはなしとしましょう。 でも、モナンのホームページではシロップ同士お隣に並んでいてフェローシップという感…

グレナディン・シロップ

ざくろシロップ。カクテルの着色料。ちょっと昔みのもんたの番組で、ざくろジュースは健康飲料(女性ホルモンが豊富で更年期によいとか)と教わったような。ざくろシロップから広がるアネクドートを教えてくれたのは山口瞳だった。 世相講談ではなかったよう…

カキ氷なら、宇治金時…だなんて

二つ折りの投げ込み単発チラシは三崎亜記「失われた町」

上記「となり町戦争」映画化とタイアップかなあ。まだ三崎亜記という作家、読んだことがありません。マルケスとかリョサを思い浮かべる設定のようで、いやでももちろんエンタテインメント小説なんだし気楽に読めばいいんですが、どうももうひとつ不安でねえ。…

集英社の文庫チラシ

ではなくて、集英社の新刊すべてに入っているチラシです。いやいや、集英社新書って違ってたかな。ちょっとそのへん不明。集英社be文庫はまったく違うチラシですが、最近購入する機会がないです。けっこうセンシブルなんですがね。 集英社新刊案内vol.1220…

文藝春秋の新刊 2006・5 「万年筆」©大高郁子

イラストを前にして唸っちゃいますね。声がでない。 生真面目であればあるほど、滑稽にみられちゃう存在という哀しいたたずまいで万年筆の全身像(キャップがないけど)が屹立しちゃってる。 不本意なのか不如意なのかな、意に反してこんなにも時代遅れの存…

奥田英朗「町長選挙」が郷愁に浸るには邪魔ですが

チラシ裏表紙は映画「武士の一分」の紹介

「盲目剣谺返し」を含む「隠し剣 秋風抄」は読んでるはずだが(パート2でしょ)全然覚えていません。20年前、もうこのシリーズも文庫化された後にようやく藤沢周平をきちんと読み始めた。週刊文春で井上ひさしが誉めていて手に取った。「彫り師伊之助捕り…

文庫チラシコレクション 2006年12月文春文庫チラシの紹介

文春文庫2006年12月の新刊 藤原伊織「シリウスの道」画・ケッソクヒデキ 志水辰夫 男坂 高橋義夫 かげろう飛脚鬼悠市 風信帖 池上永一 ぼくのキャノン 海音寺潮五郎 悪人列伝 中世篇 熊谷達也 史上初!直木賞&山本周五郎賞ダブル受賞作がついに登場邂…

文藝春秋の新刊 2006年6月 「えだまめ」©大高郁子

生の枝豆ですね。破いた莢が描かれていたりすると、苦笑いも出てきそうだけど。 思いのほか、茹でる以前の枝豆を莢から出す作業はつまらなくいらだたしく、なかなか溜まらないので鬱陶しくなる。まあ、でもそれが美味い枝豆ご飯には必要な作業。わが家ではお…

近所に住む義弟は─

枝豆ご飯を知らなかった。グリンピースご飯は食べたことあっても、枝豆を炊き込んだご飯なんて(彼は48歳なんだが)はじめて食べたといった。つまりは、妹が“母から娘に伝える料理”なんてのをネグっていたんでしょ。 そのくせ両親とも宮城県出身の義弟は、…

初夏の枝豆

12月の新潮文庫チラシより(どんなんかなあ…バージョン)

真っ赤におめでたげな、年末年始版ルーティンチラシとyomyomの紹介投げ込み一葉チラシの2種。実はyomyomのほうも真っ赤な表側だったんだけれど、11月チラシの裏表紙と同じ絵柄だったので裏面を載せました。 どうも、こう、今回は「どうやって…

文藝春秋の新刊 2006・7「氷川丸」©大高郁子

12月25日で、氷川丸とマリンタワーの営業が終了だそうです。 http://www.hmk.co.jp/営業が終了という意味なのであって、両者とも解体されてスクラップというわけじゃなさそう。氷川丸は日本郵船にマリンタワーは横浜市に譲渡され、まあたぶん同じような…

ベスト10発表ですが、何か?

12月のヨンダ? 「わたしの好きな作家」ベスト10発表!! 1位 宮部みゆき 当代随一の人気作家。「模倣犯」190万部突破 2位 江國香織 恋している女性から、熱い熱い支持の声 3位 伊坂幸太郎 いきなり3位に登場!読書界のニュー・ヒーロー 4位 恩田陸…

文庫チラシを紹介しましょう

やっぱりかつてみたいな月イチのどでかいテーブルがいいのか

過去からの繋がりはもうないっていうのに、でもスタイルなんかにこだわるんですよね。いつものメンバーで、文庫チラシはそろったようだ。講談社文庫の今月新刊に「新刊案内」が入ってないようだけれど、そうか、あちら「時代劇フェア」は毎年、年明け恒例だ…

努力の人─村上春樹

みたいなレスポンスが多いですね。 ─そうではないんだろうが、結果的に50代半ばとなった自らの半生を肯定的に受容しているというような語りがつづいてすこし鼻につきかけてはいる『「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえず…

文藝春秋の新刊 2006・8「フランスのチーズ」©大高郁子

美味そうな背景色ですね。カマンベールの色ではないけど、でも練られて熟成されてまろやかに旨みの増した濃厚な乳製品の色そのものだな。 こんなカバーのカマンベール、近所のスーパーでも売っていそうな、いやいや現地でしか買えない逸品なのかな。 カマン…

試食の想い出

青山紀伊国屋にて、平日の午前中だったでしょう。月に一度くらいのちょっとした贅沢でイングリッシュブレッドや、見知らぬ香辛料・当時はなかなか手に入らなかった地方の名品なんかの買出しが楽しかった。 紀伊国屋や伊勢丹ガーデンズが今はないなんて、なん…

熟成しきったチーズも美味いが

世相講談 山口瞳

「消えてゆくべき作家」なのかと、前日記した 父と同年齢の山口瞳。早稲田大学を自主退学したせいで自動的に徴兵。甲府の連隊で最下級の兵士として終戦を迎えたのか。 戦後も曲折はあったようだが、都会のブルジョア階級的な気質や体臭からくる“凛とした姿勢…

文藝春秋の新刊 2006年9月 「ZEISSの双眼鏡」©大高郁子

今月(06年12月)のリーフレット「まつぼっくり」の背景色もそういえば、深くて冷たさを表すような緑とグレーが澱む沈鬱な静けさがあった。 でも、この9月のリーフレットの背景色は特別ですね。なんだかそれまでずっと続いていた“見る人をほっとさせる…

暗い背景色を意識的に選ぶということ

幻冬舎文庫 加藤由子文 大高郁子絵「きょうも猫日和」

幻冬舎文庫、チラシないっすね。いいんっすけどね。 上記ホームページにて「文庫にて発売」を知り、職場内書店で購入。平積みされてました。ネコはなにしろ強いアイテムだ。 1ページごとの読みきりで、イラストレーター曰く「トイレ本に最適」とのことで、…