2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 *文藝春秋の新刊 2000.8 「夏の子供」  ©大高郁子

川の色の(川だろうな)コバルトがつんと美しい。なんというのか昔々車窓から見下ろした川面の色とシンクロする。でもそれにしても幸福な少年、こんなシェチュエィションあり?赤銅色の少年顔がとろりとしてるじゃないか。

角川文庫11月刊 矢作俊彦 ロング・グッドバイ THE WRONG GOODBYE

THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ (角川文庫)作者: 矢作俊彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/11/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (24件) を見るこのミス4位。首位であった「生首に聞いてみろ」(先日のダイアリ…

角川文庫新刊案内チラシが少し変わった

昨年11月のチラシ裏面に、ホラー文庫新刊案内が見開き2面で。今月は1面。刊行書籍の数は同じくらいか。 「角川ホラー文庫」「角川スニーカー文庫」には専用の新刊案内チラシがありまして、そのへんチラシファンの僻目─独断では、集英社be文庫、光文社…

 2008年1月チラシの紹介

今月の新刊発見。角川文庫 読めば、発見がある。ペンギンと戯れるディス君 発見。角川文庫 最新刊 毎月25日の発売です 赤川次郎 ヴァージン・ロード 上・下 松岡圭祐 クラシックシリーズ3 千里眼 運命の暗示 完全版催眠 完全版マジシャン 完全版 新堂冬樹…

 ハヤカワ文庫1月刊 戸梶圭太 さくらインテリーズ

さくらインテリーズ (ハヤカワ文庫 JA ト 6-1)作者: 戸梶圭太,箸井地図出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/01/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 36回この商品を含むブログ (18件) を見る先日、当ブログで《I'm soryy mama》の感想記したさいに「もう…

 ハヤカワ文庫 2008年1月チラシの紹介

早川書房の新刊案内 2008 1円城塔 Boy's Surfaceガブリエル・ウォーカー 大気の海クリスティー・ジュニア・ミステリ フランシス&フォルツ 嶋田洋一=訳 宇宙英雄ローダン・シリーズ 343 鋼球帝国 マイクル・ムアコック 斎藤伯好=訳 永遠の戦士コルム…

 文藝春秋の新刊 2000・9 「湖畔」©大高郁子

穏やかというのか眠たくなりそうな、やわらかな色使いにうっとりとする。まっすぐな鉄路がたおやかな絵画を引き締め、スパイスみたいなシグナルの赤い彩度とともにすてきなコントラストなっている。 紫に染まった帽子の男がひしゃげた顎をふと持ち上げて、き…

 集英社文庫 07.12月刊 桐野夏生 I'm sorry,mama. アイム ソーリー、ママ

I'm sorry, mama. (集英社文庫)作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/11/20メディア: 文庫 クリック: 23回この商品を含むブログ (46件) を見る「びっくり人間大集合!」みたいなでだしからの展開に驚き呆れ「どうしよう、怖いよお」って嬉しい…

 集英社文庫 2008年1月チラシの紹介

集英社 新刊案内 vol.1 2008注目の一冊 吉田秀和 永遠の故郷─夜 堀江敏幸氏と対談する吉田秀和氏 集英社文庫 1月の新刊 18日発売 北方謙三 水滸伝 十六 馳驟の章 金原ひとみ AMEBIC アミービッグ 姜尚中 在日 森博嗣 工作少年の日々 池永陽 ゆ…

 文藝春秋の新刊 2008・1 「宝船」 ©大高郁子

土鈴でしょ、わたしの職場では正月1日の朝、縁起物というか干支の土鈴を先着で配ります。まあほとんど何の役にも立たぬ動物のオブジェでしょ。でもこんな七福神ってけっこうな細工物で、無料で配れはしない─となると、こういうのお金を出して購入するんでし…

 光文社文庫 07年10月刊 光原百合 最後の願い

最後の願い (光文社文庫)作者: 光原百合出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/10/11メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (19件) を見る主人公2人のキャラクターその他、大衆小説の読者としては気に食わない部分が多い。渡会、風見の2人の探…

 光文社文庫 2008年1月チラシの紹介

光文社文庫 1月の新刊 雪中のチャップリン光文社文庫のカバーが変わりました 山本一力 だいこん 若竹七海 バベル島 和久峻三 淫楽館の殺人 赤かぶ検事シリーズ 柄刀一 fの魔弾 三雲岳斗 みくもがくと 旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦 勝目…

 文藝春秋の新刊 2000・10 「古本市」  ©大高郁子

そうか「─市」とは、こうして改めてタイトル見るまで気付かなかった。つまりは特設のブースに板をならべて店からもってきた商品を陳列し終えたおじさんなんですか。そう思うと趣きも違ってくるかと思いきや、あまり変わらんか。 古書店の最奥、レジのあたり…

怪我をしてしまう

先週、寒い日に足許あやうく、すってんころりんしてしまい庇った右手をけがしてしまう。骨折こそまぬがれたが罅が入ったそうで(外科医の見立てでは全治3週間だそうです)手の甲から手首が倍ほどに膨れ上がり手首をひねろうとすると電気が走る。固定するま…

 文藝春秋 佐藤優著 私のマルクス

私のマルクス作者: 佐藤優出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/12メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 59回この商品を含むブログ (60件) を見る“鬼才・佐藤優の根幹を形成した若き日の回想”とカバー裏に記してありました。鬼才ねえ、パゾリーニとか神代…

 文春文庫 2008年1月チラシの紹介

文春文庫 2008年1月奥田英朗 空中ブランコ ©山本雷太 奥田英朗 空中ブランコ 北森鴻 瑠璃の契り 旗師・冬狐堂 太田忠司 月読 つくよみ 北重人 夏の椿 夢枕獏 画・村上豊 陰陽師 瘤取り清明 井上ひさし 青葉繁れる 桐野夏生 白蛇教異端審問 梅原猛 戦争…

 文藝春秋の新刊 2000・11 「干柿」  ©大高郁子

ひゃあー、柿だ、柿だ…。くすみかけてる青空に串柿が何段も何列も縦横に編隊で揺れたり躍ったり。いい具合に干されて水気はとんで植物らしさを失いゆらゆら。 柿はねえ、食べられないんですよ、子供のころから。大人になってわりといろんな物を平気で食べら…

「本の雑誌」が選んだ…といわれてもなあ

おすすめ文庫王国2007年度版作者: 本の雑誌編集部出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2007/12/06メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (13件) を見る 1ヶ月くらい前に「本の雑誌増刊 おすすめ文庫王国 2007…

 新潮文庫 2008年1月チラシの紹介

新潮文庫 今月の新刊 08.1雪の中を帰ってゆく少女 林真理子 アッコちゃんの時代 宮本輝 草原の椅子 上・下 上橋菜穂子 夢の守り人 路傍の石文学賞 巌谷小波文芸賞 渡辺淳一 あとの祭り 指の値段 黒柳徹子 不思議の国のトットちゃん 大崎善生 ドイツイエ…

 文藝春秋の新刊 2000・12 「夜の音」 ©大高郁子

石油ストーブですね。最近珍しい。ストーブでお湯を沸かすなんてもっと珍しい。とはいえ十年一昔のイラストですしね。我が家も父が死んだ昨年から、ガスファンヒーターやら炎のない暖房生活に全面的に移行した。台所もそうしたかったのだけれど曲折があって…

 文藝春秋の新刊 2001・1 「無垢」 ©大高郁子

「張り子の招き猫。あまりにイノセントな表情につい惹かれて描いてみました。」と、 作家のホームページでひとこと作品を紹介していました。ほうそうですか、ネコですか、…ネコねえ?ま、そういわれるとネコかもしれない、ネコとしかいいようがない…って、適…