2019-01-01から1年間の記事一覧

新宿鮫10 暗約領域読了

有難いことにこのたびのシリーズ、奥泉光クワコーシリーズ同様10年のブランク無しの「絆回廊」からしばらく経ち管理職(所轄の課長代理)として勤務にいそしむ鮫島から小説は始まる。プロローグで『平成29年に公布された「住宅宿泊事業法」により、民朴業者…

「暗躍領域」購入

大沢在昌著新宿鮫シリーズXI「暗躍領域」です。帯ではこうなってるぞ「信頼する上司・桃井が死に、恋人・晶と別れた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、孤独の中、捜査に没入していた…」となると、まあ違う物語になるんでしょうか。奥泉光のクワコーシリーズは…

DEOCO.購入

なんてこったい、職場で忌憚なく喋れる唯一の仕事仲間(女性)の後ろ姿に向かってひそひそ声で「お願い、買ってくれないかな?」と頼んだのに大きな声で「エーッ何?聞こえないよデオコってなに?」って反駁され周囲にいた全てのレディさんにオレが体臭気に…

文藝春秋の新刊 2019 7 夕刻のローザンヌ©大高郁子

夕刻のローザンヌ 下部の暗い部分に建物、そこから人々が立ち並ぶ後ろ姿、その先のちょっと寂しいイルミネーションのメリーゴーラウンドに向かうのだろう。夕景だろう木々の間から薄明るい空が垣間見え遠くは湖だったりアルプスだったり(想像で言ってる)。…

新刊案内チラシ 文春文庫 2019年7月

文春文庫2019年7月の新刊 久しく見ぬうち様変わり、両面新刊の表紙カバーとなっていた。カバーにある通り佐伯泰英の文庫「酔いどれ小銀次」シリーズが新刊のよう、また「居眠り磐音」シリーズ2巻が決定版との聞き慣れぬシリーズ名で今月発売のよう。新装版と…

講談社文庫新刊 ビビビ・ビ・バップ 奥泉光

bookclub.kodansha.co.jp 一昨日深夜読了、800ページを4日で読んだんだな高齢者にとってはけっこうくたびれ読書体験だけど楽しかったよ、奥泉長編としてはラストが大層まとも着地成功で加点ありそう。 それまでなんかモヤモヤ拡散しっぱなしの疑問符長編がい…

文藝春秋の新刊 2019 6 ポップコーン©大高郁子

文藝春秋の新刊 2019 6 ポップコーン©大高郁子 4月の新刊案内「そらまめ」のときにもランダム・無秩序をまとめる画力だみたいに作者の力量をうっとり称えた。このたびも嬉しいですねパッと散らばったポップコーンたちに驚き慌て目を見張るみたいな情景がみえ…

文藝春秋の新刊 2019 5 お茶碗©大高郁子

文藝春秋の新刊2019,5 ちょっとこう柄の植物が平べったく感じる、盛り上がりの曲線を意識してるとなんか柄がくぼんで見えないか?でも落ち着いた杜若色の背景に癒され青磁の湯呑の薄くあやうい手触りがわたしに伝わり嬉しい緊張を与えてくれる。 今月も恒例…

文藝春秋の新刊案内 2019 4 そらまめ©大高郁子

文藝春秋の新刊2019,5 五月ですね、季節ものです「そらまめ」。こうね色っ気が茹でてこう皮がちょっとふやけ実の青が褪せた感じがすてきに表現され「食べごろ…」って感じられるきれいな一葉でした。新刊案内リーフレットでこんなふうにランダムでばらりと放ら…

文藝春秋の新刊案内 2019 3 郵便貯金局@ウイーン©大高郁子

* 文藝春秋の新刊 2019・3 ヤバい、郵便貯金会館と記していた…昨年12月のアム・シュタインホフ教会と同じく建築家オットー・ワーグナーの代表作だそうです。先月のチョコレートショップもウイーンの風景かもしれない、カフェ・ムゼウムもありました。ヨーロ…

チョコレートショップの秘密 

文藝春秋の新刊 2019年2月 チョコレートショップ イラストからどういうカラクリの店なのかがまったく分からん、腑に落ちない。バラのチョコレートを平台にズドンと置いてそれが前後左右に並びまくってるのか?Googleの画像検索でちょっと似てるのみつけ…

文藝春秋の新刊 2019 1 遊ぼ 大高郁子

文藝春秋の新刊 2019年1月 遊ぼ 大高郁子氏の愛猫。以前twitterで「スミコ」さんと呼んでた(すみっこ好きな臆病者の意?)仔猫がまあきちんと大人になったのか。わたしtwitterに最近あんまり行かないのでどんなやんちゃぶりかなど知らないが、ときどき…