文藝春秋の新刊 2020 5 雛芥子 大高郁子

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バックの青なのですが、厳密には何色なんだか、ちょっと待って!調べてみるから…えーと藍鼠(あいねず)でしょうか。

なんか違うみたいで色の名前って難しい、グラデーションだからね。写生ってかこんな地から伸び生え上がり咲き競う植物の姿を描いた大高先生の作品ってあまり見なかったかな。

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これ以外にも生の(生きてる)植物を扱ってる作品はあるが、元気良さそげな3葉を選んでみた。2014年2月の「馥郁」16年4月の「CLOVER」17年6月の「下町散歩」残念2017年はまだ紹介できてないけど、ここ最近の作品が多いでしょ?タブローとして植物を描いている方が多かったし、うんだからまあ画風とか視線とかの変化変調をわたし、20数年みさせていただいてるってとても幸運な体験なのです。

花菱草というかカリフォルニアポピーが野生化てか雑草化して我が家の周囲、道野辺あたりに4月ころけっこう咲いてた、強い花なんでしょうね。

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公言していた通りで購入したのは、ライアン・ギャディス著、夏来健次訳「KUNFU HIGHSCHOOL(血まみれ鉄拳ハイスクール)」。えー訳者あとがきによりますと2005年に米国で上梓されたそうで、1978年生まれの著者はチャップマン大学で文学創作を学んだそうです、チャップマンってジョン・レノン殺害犯よな、どうでもいいけど。2作目の本作で“一定の好評”を得たがその後挫折。雌伏期間を経て2015年にロサンジェルス暴動渦中の抗争を多面的に描いた「All Involued」でナントカ賞を得たそうです。

のっけの数ページしかまだ読んでないけど、語り手の女子高生が半分“神の視点”みたいで、どうかな当たりか外れかまだ分からんが。学園ものってことで平井和正くらい楽しいといいんだけどなあ。

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