2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

 文藝春秋の新刊 2016・7 「どこかの花火」 ©大高郁子

過去のリーフレットで、わりと花火は好まれている素材です。闇に刹那の美しさを作者はいつも楽しんで描いている。「下町の花火」というタイトルの作品が2つあるのだが、その一葉が“たまたま花火に遭遇しちゃって儲けもの♪”みたいな風景でわたしの好みです。…

花火師がゲリラに拉致され、爆弾作りを強要されるが

風流戦法で、おつに切り抜けるなんて妄想はいかが?

 文藝春秋の新刊 2016・6 「れんこん」 ©大高郁子

とてもすてきなイラストなんだが、バックの竹色のせいでなんだか田舎のお店で使っている包装紙にみえちゃう。でももちろんそれはいいことです、どこかの田舎スーパーで使用してほしい。レンコンは好きな食材ですが、どっちかというと冬のイメージがあります。…

 文藝春秋の新刊 2016・5 「隅田川より」 ©大高郁子

遠近感が狂って見えませんか?水上バスの位置から見上げる景色・構図なので魚眼レンズ的な建物の位置なんだけど、橋の底面とか首都高の真っすぐさなんぞがみる人に不安をあたえるのよね、水面がこう浮き上がってくる感じ。 アサヒビールの人魂みたいなウンコ…

 文藝春秋の新刊 2016・4 「CLOVER」 ©大高郁子

購入したのは「イナカ川柳」という駄本でした。30分で脱力のまま読了して、このままではあまりに悔しく悲しい読書体験だと意を決し、職場の知人に騙して差し上げました。ああ、それをいうなら油揚げのレシピ本、高橋良枝著「愛しの油揚げ おかずにつまみに簡…