2006-12-19から1日間の記事一覧

世相講談 山口瞳

「消えてゆくべき作家」なのかと、前日記した 父と同年齢の山口瞳。早稲田大学を自主退学したせいで自動的に徴兵。甲府の連隊で最下級の兵士として終戦を迎えたのか。 戦後も曲折はあったようだが、都会のブルジョア階級的な気質や体臭からくる“凛とした姿勢…

文藝春秋の新刊 2006年9月 「ZEISSの双眼鏡」©大高郁子

今月(06年12月)のリーフレット「まつぼっくり」の背景色もそういえば、深くて冷たさを表すような緑とグレーが澱む沈鬱な静けさがあった。 でも、この9月のリーフレットの背景色は特別ですね。なんだかそれまでずっと続いていた“見る人をほっとさせる…

暗い背景色を意識的に選ぶということ