文藝春秋の新刊 2006・7「氷川丸」©大高郁子

12月25日で、氷川丸マリンタワーの営業が終了だそうです。

http://www.hmk.co.jp/

営業が終了という意味なのであって、両者とも解体されてスクラップというわけじゃなさそう。氷川丸日本郵船マリンタワー横浜市に譲渡され、まあたぶん同じようなスタイルで展示されるんじゃないのか。

http://www.hamakei.com/headline/1936/index.html

というわけで、本日氷川丸のイラストを紹介できるとは、そこそこタイムリーでした。やっぱ、無くなってからではセンチメンタルにも浸れないしね。
両者とも、身近で見たことはあるんだけれど有料で入場したことはありません。つい先日、NHKのローカルで氷川丸の木造デッキを見せていたなあ。まあ見ている分にはいいなあとはおもうが、お金を出して歩きたいとは思わない。やっぱり船は動かなくちゃね。
岸辺から張られる鉄製の鎖。丈夫で巨大な船体を留め置くパワーがあるはずなのにイラストみてるとところどころが薄かったり絡めあってたりだ。頼りなげだが大丈夫なのか。鎖の先には遠近法に忠実な大型客船。ぬっとこちらに動き出しそうな曲線が鎖との親和性やら信頼感に、時々たてつくような気がしませんか。波もない水面に写る船影のいびつさがけっこう不穏だ。