文藝春秋の新刊 2020 3 下町ロール 大高郁子
えと、おかしいな。ネットで検索するとちょっと不思議なロールケーキが 提示されル。あんこに生クリームってわりと普通にパンでありますね、でもそれだけでなく求肥でモチモチ、クレープとスポンジで巻かれているそうです。画像は以下に。
大高郁子の描いたのは、バターロールだよな。下町のパン屋のバターロールですって意味なのかなと、少し戸惑う。でもうまそうに描けてるし、それはそれでよろしいか。
3月の文庫新刊で千葉雅也「勉強の哲学 来るべきバカのために」が刊行、単行本で持ってはいるが途中まで読んでストップしてます、きちんと読みます。「アメリカ紀行」は読んだけどちょっと首傾げたねウーバー?アメリカの配車サービスか、ゲマインシャフトみたいな方角目指してんのかな?
文藝春秋の新刊 2020 2 カフカの家 大高郁子
文藝春秋の新刊 2020 1 カルタ 大高郁子
昨年末、画廊人形町ヴィジョンズで「百人一首って」という企画展に大高先生も参加し、作品なのか肖像画なのか何点かを提出したそうです。その巡回展なのか嵯峨嵐山文華館で開催中だったのが休館になったと先生のtwitterで知る。これもコロナの影響だそうです…ってギャラリーとかでもコロナ関係あるんだなあ。そんな人が集まんないと踏んでも、誰か感染者が来ちゃうとその後の対応が致命的だし、風評被害も大きいし。
そんな流れのままで百人一首読み札が1月の画材となったのでしょう。わが家は子どものころから普通に正月の風物詩で百人一首があり、たぶん今でも普通に10枚くらいは取れるだろ…取れないかな?忘れてるかな?
渋い和紙みたいな配色におっとり顔の平安男女がわりと似合っていて、もちろん大高先生がどんなどんな作品を提出したのか分からないが、きっとすてきにお正月感が出ていたのではないか。
2019年 文藝春秋単行本リーフレット
1月ー3月
1月「遊ぼ」
4月「そらまめ」
5月「お茶碗」
6月「ポップコーン」
8月「眠い」
9月「50年目の月」
10月「Schiphol」
11月「La Rambla」
12月「Chibita」
1年分のリーフレットを、きちんとこうして並べるってだけのことが2015年から出来ていなかった。遅番になって以降に、自分の時間をうまくたぐることができなくなってしまったのね。でかける時間は午後3時くらいなんだが、それまでに何か自分の時間を作るとかができなかったですね。昼夜逆転させ帰宅後午前7時くらいまでを、自分の時間に持ってければなんだが、もう過ぎたことだ。これから遅れを取り戻すしかない。今後過去にさかのぼりつつ紹介させていただきます。
各々の月にもつい記しているが「あれ?変な絵だな構図だなついてけないぞ」と、幾度か困惑を記している。わたしが分かるくらいだ、作者にも意図やら作風やら、それよりもっと奥深くの心象が変化するタームなのだろうし、それをこうして編年で知ることができる喜びもある…んだろうかな?ま、がんばっていきまっしょい。
別役実亡くなる
わたしの好きな作家でした。はじめて知ったのは高校生の頃、ATG配給吉田喜重監督「戒厳令」の脚本家として。
YouTubeにあった予告編だが、なんとニコ動では全編見れるみたい。尖がってた高校生のわたしはぐいぐい魅入ったが、今見て途中で投げ出さないかだ。「戒厳令が敷かれた、人々はまだ相変わらず間違えている、しかしみな厳粛に間違えているのだ」と、一番かっこいいシーンが予告編におりこまれていて大層嬉しい。
とはいえ別役実。わたし的には「××づくし」シリーズですねえ。生真面目に真摯に学術用語のような微細に食い入り記述しているホラ話。はじめて読んだのは「けものづくし」か。ヒヒのウラジミールくんと岩見重太郎のせいでヒヒコンプレックスを持つ日本人とのTVバラエティーの葛藤とか、月面のラクダの効用を説く生物学者とか、硬く無骨でぶっきらぼうで苛立たしい笑いというようなジャンル?癖になってしまい別役実の新刊をけっこう追いかけました、今でも文庫で読み返し笑い返しています、パーキンソン病で苦しんだ晩年だったそうだが2018年まで新作の戯曲を上梓していた。全集出ないかなと願う作家です。
文藝春秋の新刊 Chibita 大高郁子
大高先生のtwitterによると、昔飼ってたネコのおすまし姿だそうです。ノラだったほくろネコが大高先生宅に入り込む以前に飼われていたのは小冊子みるかぎり白ネコだった、なんですね常にネコのいる生活だったのでしょう。
ネコ飼いたいなと、今ももちろん思っている。20年前、新潟に帰ったはじめの頃のわが家は黒ネコが1匹いて、そのほかに食客というか本籍は斜め向かいのお宅の母ネコ息子ネコにも食事を与えていて、まあそれなりネコ臭い自宅でした。半分ノラみたいな連中で、楽しいネコライフではなかったし、彼らが姿を消して以降は「もういいや」って感じに母は言い、わたしも積極的に「飼いたい」とはいえない。足のあたりにじゃれついたりで高齢の母が転倒とかあるかもしれないし。
20年前のわが家の感覚は、家から出さない飼い方なんて考えられないみたいで、勝手口に“夏への扉”を開け、自由気ままにさせていた。もうそういう飼い方はできないだろうし、ノラが入り込んで仕方なくわが家のネコにという、かつての普通の飼い方なんてできないのだろうな。
これで昨年の新刊案内をようやくすべて紹介できた。2019年の一覧は次回に掲載します。2015年以降きちんと紹介できていません。なんとか早くに完成させたい。
文藝春秋の新刊 2019 11 La Rambla 大高郁子
10月がオランダスキポール空港で11月はスペインバルセロナの夜景です。ランブラス通りはバルセロナの繁華街、全長1,2キロの観光名所だそうです。
スペインですか、あまり行きたいと思わないかな。パリとローマですね観光で訪れたいのは。もちろん漫遊ってか、お金に余裕あるなら別ですけどね。年金生活に突入しかけた現在だと、ローマパリ1週間atエコノミークラスが可能かなってところ。まあでも夢は捨てずに持ち続けたいです…ってぜんぜん画像に迫ってないな。スペインで気になるのはあれだねタルゴ車両ってやつで、小さなトロッコみたいな客車がズラッと走るって中学生の頃に知ったような…と、50年ぶりにググってみると、トロッコとは無関係みたいで一軸台車ってのか、左右の車輪が棒で繋がってないのかな?
やっぱ中学生の頃だか、ユーレイルパスってのが話題でいろいろ夢想したこともあったが(シベリア鉄道含めて貧乏旅行ね)、まあそういうのはもう無理だろな。でもタルゴ検索してたらチケットセンターのタルゴ特急予約ページも出てきたので、いちおう貼っておきます。バルセロナ駅からも出ているようです、夜景にちょっとでも近づけたかしら。