文藝春秋の新刊 2019 6 ポップコーン©大高郁子

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文藝春秋の新刊 2019 6 ポップコーン©大高郁子

4月の新刊案内「そらまめ」のときにもランダム・無秩序をまとめる画力だみたいに作者の力量をうっとり称えた。このたびも嬉しいですねパッと散らばったポップコーンたちに驚き慌て目を見張るみたいな情景がみえてきました。

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ただし、ランダムなぶん美味そうでない。やっぱポップコーンは積み重なりバレルというのか映画館で売ってるでかいバケツが絵になる、バターの匂いや口中のほころびを感じられる。

まあでも、わたしのようにシネコンを併せ持つ巨大ショッピングモールで清掃作業している身としては、まあいろいろポップコーンには悩まされます。床に散らばったって呼ばれるたびに「持て余して捨てたんじゃないの?」と邪推してます。また、ほうきで集めてると帯電しちゃうのよね、自在ボウキにムラムラくっついてきたりすると大層不気味だ、味だって最初のほんの少しは美味くてもすぐ飽きる脂っ気だしね、もちろん場末の名画座プロパーだったわたしはポップコーン頬張りながら映画見るなんて間抜けはしたことございません、ビーフジャーキ齧って缶ビールで東映やくざ映画カンフー映画見てました。

購入したのは長岡弘樹著「119」“消防士はただのヒーローではない”と帯の紹介。短編の名手と記されてるけど残念わたしにははじめての作品集です、楽しいといいな。