文藝春秋の新刊 2021 1 落椿
2月になってようやく紹介は失礼でした、ポトリと落ちるツバキです。わが家には山茶花も椿もあります、サザンカのほうは赤と白の花咲く2本があったのだが、知らぬ間赤いほうが枯死してしまった。わたしが新潟に帰ってから20年越え、庭全体のレイアウトってか配置も結構変ったが、サザンカツバキはなんとか元気。ちょっと寄り道で落椿っぽい病葉→ではないが雰囲気似ている作品と一緒に並べてみます。
このたびのリーフレット、バックの和の色と斑入り椿の花弁がマッチしほのぼの感が伝わりみていてうれしさを強く感じた、なんか美味しそうな画像でした。
ようやく紹介の理由は、もっともご近所のdekkyくまざわ書店に新刊がなかなか並ばぬ購入できず状態だった。1月新刊はネットで検索済み、保坂和志「猫がこなくなった」か岡本祐一朗(哲学者?)の「哲学と人類」(新刊案内と署名が違うが)、どちらか書店で見比べて購入と思っていたが両者とも近所の書店にない!
哲学書はともかく保坂和志って平積みまでいかなくても文芸新刊では押しじゃないのか…と訝しみ、ようやく先週紀伊国屋で購入、見つけるのが大変だった分じっくり楽しく読みます。
文藝春秋の新刊 2018 3 「ブタペストの春」by大高郁子
「プラハの春」というのは1968年のチェコ動乱以前、ドプチェク第一書記による社会主義変革運動です。中学生だったわたしです、政治に目覚めはしなかったがいろいろ興味を覚えた頃、全共闘真っ盛り新宿駅降りると前夜の催涙ガスの匂いが残っていたりの頃、社会主義でも動乱あるのねとか複雑でした。チェコ事件の概略など「世界史の窓」というページから貼っておきます。
ハンガリー動乱は知っていても「ブタペストの春」という言葉はなかったろう。大高先生の絵は路面電車…なんだか歩道とトラムなのかはっきりわかりませんが、平気で人が横断できる電車道のようで楽しげです。「ブタペスト市電」というホームページで画像をみつけた、専用軌道のようだ。
イラストとおんなじタイプの電車でありますね。新刊案内みてみたがどうにも書籍どれを購入したのか思い出せない。困ったものです。
文藝春秋の新刊 2018 4 ロンシャンの礼拝堂 大高郁子
ふつうロンシャン礼拝堂の画像っていうと、エリンギみたいな外観が出てきます。ル・コルビジュエの傑作として。
だからリーフレットの画像は礼拝堂の中でスケッチしたんでしょう、階段とかの画像が見付からないので“独自の視点”なのかもしれない。コルビジュエを以前もスケッチしていた大高先生なんだが、残念まだ紹介してない2016年にラロシュ邸のスケッチがある。すいません、今年中になんとか紹介します。今月中に2018年はなんとか終わらせます。
京都精華大の教授だった大高先生、毎年卒業旅行の引率で欧州の美術館とかこんな建築物とか周遊していたのでしょう。文春のリーフレットで普通の観光地ではないアートっぽい場所やイシューの紹介が多くありました。もちろん礼拝堂に到着したのが遅い時刻で薄暗い内部しか印象なかったのかもしれぬが、エリンギみたいな正面像描くのが気恥ずかしかったのかもしれない。
文藝春秋の新刊案内2020年版
1月―3月
4月ー6月
7月ー9月
10月―12月
というわけで、困ったことにリンクせずともバックナンバーへはすぐに行き着けます。本を読んでないわけでもないのだが、体力の低下で頑張ってレビューさす気分になれない。趣味だのといってはいられない。あとやっぱり無理でした以前の紹介。今年は頑張るです。
文藝春秋の新刊 2020 12 「暮らし」by大高郁子
三葉並べてみたけど、暗さの強度でしょうか質なのかな…が違ってみえてやっぱり今月の「暮らし」って特別なのかな。
サックス吹いてるのは1999年11月「黄昏」です、まだ紹介してないです。新刊案内開いてみればなかにし礼「長崎ぶらぶら節」だったりディーヴァー「ボーン・コレクター」だったりがある。ボーン・コレクター悪くないサスペンス物だったが主人公リンカーンが全身麻痺の癖にセックスしちゃうってのがどうもなんだか変で、もちろんその後乙武くんが実行してくれ、そういう方々といたすことも吝かではないという女性も複数存在するんだと感じ入ったけど。
ついでですがピート・ディヴィス著高橋健次訳「四千万人を殺したインフルエンザ スペイン風邪の正体を追って」というノンフィクションがこの月刊行、全然記憶にないなあ、予備知識として読んでみたかった。
今月の「暮らし」いいです、貧乏臭さがたまらない。ふた昔前と比べると高層団地住まいそれ自体がなにか不穏とか危険とかの雰囲気が強いと感じる。ニューヨークのクイーンズみたいな落ちぶれ感をみなが等しく見てしまう。もちろん住まう人々は普通の仕事普通の一家なのだけれど、どうしても「乗り遅れ感」を見てしまうのか。今後20年後にタワマン→スラム化もあるんだろうな。バブル時リゾートマンションで売り出した越後湯沢駅周辺温泉付きマンションがこちらのページで120万円だそうです、温泉スチーム暖房だったら欲しいな。
https://www.athome.co.jp/mansion/chuko/theme/hotspring/niigata/echigoyuzawa-st/list/
わたしも団地住まいでした、1999年末まで東京北区公団王子5丁目団地14階建の12階に住んでいて富士山よく見えました、地下鉄駅までELV降りて5分以内で通勤便利だったがダストシュートにタバコ吸いがら捨てるせいで数ヶ月に一度ゴミ集積場でボヤが発生、集積場上部の住民はいい迷惑だっただろう。20年前はまだいきいきした居住空間だったが老齢化とか低所得化とかで、現在がどうなってるか分からないけど。
昔のブログで、大高先生も北砂の公団で暮らしているのかな?と思わす記述があったか、今月の作品は写実なのかなと思って観賞しました。王子5丁目団地の画像検索貼っておきます。
* 文藝春秋の新刊 2020・11 「秋の色」 大高郁子
絵を描くという行為自体に無関心なわたしであって、画材関連の知識はほぼない。このたびのイラスト見ても「秋の色ってんだし、紅葉とか枯葉とか描くんだろな」ほどの感想。ついでにいえば外国製でお高い色鉛筆だったりチョークだってりするかもだが、商品の知識もありません。普段使いの商売道具なのだろう、大高画伯はちょくちょく文具や画材をリーフレットに描いているが、残念わたしには実をいうとどんなメッセージも届いてないのです。鉛筆関連、今月を入れ3葉を並べてみます。前回は2017年で、わたし何を記したか…残念、何やってたんだか2017年のリーフレット一つも紹介してないようだぜ。早く片付けなきゃと思っているけど、ちっとも進まぬなあ。
もう12月半ば、今月のリーフレットを手に入れ、2020年一年振り返りページも作成しようと近所の書店(dekky401内のくまざわ書店)まで、寒中雪の降る中向かったんだが、残念なことに買おうと決めていた書籍を発見できず。新刊コーナーにも文芸コーナーにも置かれてなく、11日発売予定だったし「次の休みまで待とうか」と諦め帰ってきた次第。
文藝春秋の新刊 2020 10 「4匹の猫」 大高郁子
ロシア関連のブログを書かれている“いちのへ友里”さん「ロシアナ日記」より「スペインの中のロシア」というスレッド紹介します。タンデムの大きな画がいちばん美しい位置で写真撮ってたみたいで気にいったから。
リーフレットと同じ位置にお客さんも座ってる。ピカソ生誕100年のイベントみたいに再現したお店のようで、じゃあ明治村と一緒なのか。急に思い出したけど明治村の昔の小学校、イスがみなもの凄く小さかったな、人民はひ弱だったんじゃないのととても悲しかった思い出がある。
スペイン語はまったく知らぬが、クアトロが猫?4?そういうページ拾いました4がクアトロだそうです。
てことはガッツが猫ね、ああキャッツなのね。日本語かどうか怪しいがガツといえば豚の胃袋です焼き鳥用語。スージー・クワトロは四さんなのね。
なんか、どんどん飛んじゃったけどすてきなカフェのリーフレットでした。いつもだと過去のナンバーと併せたりするんだけど、スージー・クアトロで今日は充分だ、もうたぶんクワトロ忘れんだろ、フランス語でアン・ドゥ・トゥラで4はやっぱクアトロだそうでそこまで知ってればよかったんだ。