11 2011 新刊案内 東京創元社

MYSTERY通信(海外)
キャボット『でぶじゃないの、骨太なだけ』はシリーズ第3弾。事件の行方とともに、増えつづける主人公ヘザーのサイズも気になりますが、はたして……? その他、毒物大好き少女フレーヴィアのシリーズ第3弾、ブラッドリー『水晶玉は嘘をつく?』、ホームズが敬服した女性アイリーン・アドラーが主役の新シリーズ、ダグラス『おやすみなさい、ホームズさん』と、強烈な個性の女性たちが大活躍する11月。とはいえ、今月唯一の男性主人公、ウォーカー『緋色の十字章』のブルーノ署長も魅力では負けません。
MYSTERY通信(国内)
単行本は、相沢沙呼の第2作『ロートケプシェ、こっちにおいで』がお目見え。女子高生マジシャン・酉乃初の活躍にご期待ください。創元推理文庫からは5作品が登場。小学生5人組の冒険を描いた、秋梨惟喬『憧れの少年探偵団』。ほのぼのフットボールミステリ第3弾、井上尚登ブンデスの星、ふたたび』。怪奇と謎を愛する著者が贈る安楽椅子探偵奇譚、太田忠司『奇談蒐集家』。私立探偵ジョー・ヴェニスの事件簿、木村二郎ヴェニスを死ね』、『予期せぬ来訪者』。今月も盛りだくさんでお贈りします。
「FUTURE」通信
日本にスペース・オペラを定着させたエドモンド・ミルトンの〈キャプテン・フューチャー〉シリーズ。2004年より刊行された東京創元社のキ
ャプテン・フューチャー全集〉全てのアートワークを担当し、21世紀のキャプテン・フューチャー像を創り上げた鶴田謙二の7年ぶりとなる画集、『FUTURE』をついにお届けします。シリーズ全11集+別巻のカラー・モノクロイラスト全点を収録し、さらに全巻購入者特典のポストカードイラストや描き下ろしを加えた、存分にご堪能いただける一冊です。どうぞご期待ください。