文藝春秋の新刊 2014・2 「馥郁」 ©大高郁子

そうですか、ふくいくたる香りってこういう漢字だったかと、たぶん今日こうして知ったような気がする、言葉は知っていてもどこかでこの漢字と邂逅した記憶がないのだ、香りに関してステレオタイプなことばで、文学関係では使い辛いのかなとも勘ぐるが、ただ単に“面倒な字だ”と読みとばしていただけかもしれない。春の球根花、フリージアとかヒヤシンスとか、ふくいくというより強く包みこむ魔性に近い香りを持ってるけど、水仙はねまたちょっと抑えたいい香りですね。新潟ではやっと蕾で、もうじき咲きます。