2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

文庫チラシコレクション 2006年12月チラシの紹介

12月の早川チラシ。購入したのは先月から引き続いて吾妻ひでおでした。いやはや、やけ天・スクラップ学園と読みたくなってきた今日この頃です。秋田書店はチャンスに見逃しか? 実は、ハヤカワ文庫、購入したままというのが幾冊か溜まってきている。いくつ…

古川日出男 サウンドトラック 上・下 集英社文庫

なかなかレビューを書けなかった。理由を含めいまだうまく言葉にできない。購入したのは昨年9月。時々物語を無視してパセティックな絶叫やポエジーの暴発が挟まり、そんな時すこし読むのに戸惑いを感じはしたが、まあ普通の読後感、スピード感もよかったし…

文藝春秋の新刊 2005・12 「メリーゴーラウンドのスノードーム」©大高郁子

2001年12月にも大高郁子はスノードームのイラストを新刊案内リーフレットに記している。 彼女のホームページ(ヘッダリンクよりゆけます)中では「自分では(スノードームを)持っていない」とコメントしています。ふたつのドームはやっぱりふたつのド…

スノードーム、恋人に贈ったことはあります

七草も過ぎたというのに

まだ昨年の文庫チラシのいくつかを紹介しきれてない。こんなことなら今までみたいに一月に一度、ドーンと紹介したほうがよかったのかなあ。 早川&ハヤカワコミック文庫、東京創元社、中公文庫と…まあいいか、明後日がお休みだしね。

文藝春秋の新刊 2006・1 子犬の土鈴©大高郁子

干支にちなんだ1月号という趣旨ではありません。いや、05年の1月は攻撃的な姿の雄鶏だったけどそれ以前には、干支をモティーフにはしていません(のはずだが)。 今年の新刊をまだ手にとってないので、イノシシが描かれているかどうか(ボンレスハムだっ…

紫の袱紗が上品な

まだ、あちこち不出来な部分があって

でもいま、もう直す気力がない。もうすこし分かりやすくみやすくしないといけないがまあそれはそれ。 とまれ、チラシ現物に当たらないと判らん事実確認も多いというのに、わたしにはもう如何ともしがたいのですよ。 先日、紹介しました書皮協有志からの頂き…

「…横メルカトル」続き

2つのいじめ小説と恐怖の「Ωの聖餐」を除けば、幸福な読書体験というほどの作品群ではない。 「悪夢狩り」とか、まあいくつかの焚書関係SF小説の模作でしかない「オペラントの肖像」。 「卵男(エッグマン)」は、まあなんだな、クラリス・スターリングが…

文藝春秋の新刊 2006・2 「チョコレート」©大高郁子

象の押絵のチョコレート。つやつや感のないチョコレート。邪推だけれどこれ、チョコのプレートじゃなくてビスケットでしょ。アルファベットのビスケットにチョコがコーティングされたお菓子については向田邦子がなにか書いてた。不誠実なチョコレートへの怨…

平山夢明短篇集「独白するユニバーサル横メルカトル」光文社より「Ωの聖餐」

「腐りかけの象がいた。部屋中に肉が充満したような巨体(体は爆発文字。身編に區)。ついているはずの鼻はなく、敷布のような耳もなかった。あるのは冗談のように生えた頭部の毛と泣きはらしたようなジクジクした眼、黴か苔で変色した皮膚だった。それは上…

象に関する2つの寓話が怖い

高橋源一郎「ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ」A面−2曲目が「オッベルと象」でポストモダン小説で楽しくかつジーンとくるものあるんだなあと感心したのが昨年春だったか。 盲目で身動きもせずマンションの一室で佇んでいる(けど糞もする)だけの象を…

大きな象はエレファント 小さな象は小僧でござい

宝物Ⅱ

イラストレーター大高郁子のホームページ「Wooden Garden」(フッダ部リンクリストからどうぞ)中のmemo欄「年頭挨拶」にてリンクされているJAXA(宇宙科学研究本部─ってウルトラマンの世界だ)ホームページで、彼女のイラスト(というか、漫画みたいだ…

宝物Ⅰ

昨年11月、書皮協(フッダ部リンクリストから行けます)ありすさんより大きな宅配便が届いた。書皮協会員の多くの皆さんから「文庫チラシ蒐集してる人がいるなら、あげるよ」と、ありすさん宅に届いたのだそうです。…ウーム、残念!…ご一緒に蒐集しようと…

ご挨拶と、今後の方針など

今年もよろしく。ヘッダの文章は変えましょう。過去の日記を削除したのは残念だけれど、もう気にせず、いまいちど新刊案内リーフレットの紹介をするページとして再出発。積木を積み直そう。たぶん以前よりもすてきなページになるでしょう。

穏やかな新年です