文藝春秋の新刊 2021 10 「月光」by大高郁子
とてもよいですすてきな絵に酔いそう、紫の夜空薄紫の雲白い雲の向こうの月と、なんというかわたしもよくこんな夜を見たことがある。下の方に真っ暗な中の人の営みもとても悲しく寂しくでも暖かくて嬉しい。絵の描き方ってどんななんだろ、ひとつひとつの雲をちょっとづつ微細に書いてゆく作業風景が見え思え、うっとりとしちゃう。グラデーションってかぼかしっていう技法を自在に使えて大高郁子の画風が予測できなくなっちゃった。twitterでの告知があって、YouTubeで対談のワークショップのよう。
拙著『久保田万太郎の履歴書』も出ます。万太郎本、実は今年の5月に絶版になったのです。しょんぼりしていたんですが、こんなイベントで紹介してもらえることになりました。
— 大高郁子 (@ikuko_otaka) 2021年10月19日
10月30日(土)には河野通和さんと大高がトークします。緊張してます。(ライブ配信もあり)https://t.co/WKl6JgWNrQ
購入したのは山内志朗「わからないまま考える」という哲学者のエッセイ。昨月も哲学者土屋賢二の著書で、どうなってんだかわたしの読書遍歴いやうそ、土屋賢二はバカっぽくて楽しめたし、このたびの山内教授だが冒頭第一章で、学生時代パチンコに溺れ安酒を飲んで(東大生だが)、ついに留年した経験談を記し、まあ読みやすいしこのまま2カ月連続で哲学書?を読破してみたいものです。