文庫新刊案内チラシ 1月紹介

新潮文庫 今月の新刊 2013.01

1月のヨンダ?
トピックス◎
 お正月は“シリーズ”一気読み!気になっていたあのシリーズをまとめて読める絶好の季節です。
大河ドラマで話題 “大河”で注目の主人公「小説・新島八重会津女戦記 新島襄とその妻
◎TVドラマ化・映画で話題の本
購入は堀井憲一郎「ディズニーから勝手に学んだ51の教訓」…で、脱力。堀井憲一郎老いたり。なんと日常エッセイ記してる、ついでに教訓まで垂れていやがる。どこのトイレが空いているとかどこのポップコーンがまずいかとかのエア=ディズニーを否が応でも楽しめた「ディズニー便利帳」の堀井がよれよれになってしまいこんなに悲しいことはない。「堀井いぃぃぃっ…!」と奴の肩を掴みぶるぶる揺さぶり「どうした堀井、目を覚ませ」と喝を入れたい気分だ、いや堀井憲一郎もそうされたら困るだろうが。
文春文庫で間違って晩年の庄野潤三買っちゃったら、あーら小学生の絵日記みたいな文章で泣きたくなったことあるがあっちはもう90歳過ぎの呆け爺さんだったし仕方ないとこもあったとしても、堀井憲一郎は若年ボケでなければいいが。

2013年1月の新刊 文春文庫

裏面は「大人女子のアニメタイム」の紹介。表裏面の裏は映画「横道世之介」紹介。

1月の新刊 光文社文庫

裏面は映画化「ストロベリーナイト」NHKドラマ化「身の上話」紹介、没後20年特別企画松本清張プレミアム・ミステリー、興味ないとはいわないが清張でカッパノベルスいっぱい売れていっぱい儲けた光文社だもの、も一つ肯定的な企画はできないのか。

集英社新刊案内 vol.12013年1月中旬〜2013年2月上旬 刊行

表紙は第36回すばる文学賞受賞作家の紹介。2月6日新聞の下面に出版広告が大きく出ていた。女優の高橋洋子も小説書いてたな「雨が好き」ですか、騙されてたまるかと、20代だったわたしは突っ張って読みませんでした。
表紙裏は“心ふるえる、涙こぼれる 泣き本フェア」”だが読んだ本がないぞ。
単行本の紹介中には2月5日発売、中谷巌編「不識塾が選んだ『資本主義以後』を生きるための教養書」とあるが今日の新聞広告には載ってないな、中谷巌集英社インターナショナルだと、痛快!シリーズ第一弾は多いに売れたものでした。集英社インターナショナルのチラシも手に入りましたが紹介は後日ね。

発見!角川文庫 1 2013

表紙・応募用紙の裏面はフェア案内「女を読む。女が読む。2013」。

2013 1 中公文庫 新刊案内
中央公論新社単行本 浅田次郎 一路

中公文庫と並んで一面だけの投げ込みチラシ。文庫チラシの裏がキャンペーン案内。
キャンペーンでは谷崎ゆかりの有馬温泉宿泊券が当たるそうだが、いちいち封書に応募用紙を入れて送るかよ。今月の新刊では武田泰淳深沢七郎正宗白鳥とすてきなラインアップだけれど正宗白鳥なんて青空文庫に入ってないのか、昭和37年没だそうで、あれ?1962年だからもう50年経ったのではないかな。青空デビューの準備中かもしれないが、まあ文壇大家の小説など全然読みたいとは思わないけど…とはいえ今月購入したのはその白鳥先生「文壇五十年」なのよね、そういうこともあるんだよなあ。

早川書房の新刊案内 2013 1

充実のジュンク堂ハヤカワボケットコーナーにもドナード・カーリッジ「六人目の少女」はなかったな、イタリアのミステリだそうで、新刊案内見てちょっと気になったのだが、売れちまったのかな?誘拐された少女の片腕が六本とかまあすごいけど、ニッポン国宮崎勤くんは4人で5人目を物色中に捕まったわけで片腕六本はまああっても不思議はないような、ではあるが6人が誘拐殺人となると小説としては周囲が騒ぎそうでいろいろ面倒な気もするし…って読んでもいなくてそんな瑣末を言っても仕方ないが。

1 2013 新刊案内 東京創元社
2013年の北欧・独ミステリ注目作

たいして感心しなかった「湿地」だが、そちらの続編の紹介も。まあそうですね、書店で現物を見てから決めましょか。

角川学芸出版 2013 1 新刊・話題の書

表紙は「柳田国男コレクション」8冊の文庫が同時復刊なのか新装版なのか─新組と紹介してあるから改版という意味かな。ジュンク堂にあったんだが全8冊箱入りセットだけしかないのよ、ビブリオの人だとカバーもきれいだし箱もすてきだし大人買いしちゃいそう(5千円しないし)ですが、まあそれほど柳田や民俗学に惹かれないってかな。
つうわけで全8巻箱入りセット以外にソフィア文庫は今月新刊ないので、次善の策で角川選書「菊池章太「妖怪学の祖 井上圓了」を購入。民俗学も妖怪もあまり興味ないんだが、幕末の長岡に生まれた井上圓了という人物の評伝をまあ読んでもいいかな…というくらいの好奇心はあった。まだあまり読んでないがスチューピトな哲学者「井上哲次郎(通称井の哲)」という爆笑人物が出てきたりで楽しげではあります。

文庫チラシコレクション2月は《こちら》にあります
文庫チラシコレクション2012年12月は《こちら》にあります