2012年5月の新刊 文春文庫

裏面は“夏の青春フェア2012”。桜庭一樹「ブルースカイ」がハヤカワ文庫から移籍だが、あれって失敗作だろ、魔女裁判のあれってきちんとした参考テキスト使ってないでしょ、何だか水戸黄門とかで“代官様に囚われた庄屋の娘”みたいなセットなんだな。あとやっぱ“蒼井そら”という名の有名人がおられるのという、世間一般的な常識に関しては何らかの措置をしたのかな?ハヤカワ文庫版の青一色カバーのキーンと図抜けさにはあの当時びっくりしたな、エポックというか文庫カバーのデザインを変えたすてきな作品だったけど、装幀が誰なのか不明、なかなかそこまで目がいきませんでした、水戸部功の出現を予告した画期的なものでした。

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