早川書房の新刊案内 2012 2

ポケミスの表紙って《新しく生まれ変わって》からわりと好きで、2月刊行の「冬の灯台が語るとき」の表紙(トップ画像)も静的緊張に満ちていてハラハラしちゃう、タイプというのか文字が美しいね。以前のポケミスカバー抽象画のときはもう内容とかテーマとかセールスとか、それらとのマッチングなど知ったこっちゃないぜだったのだが、水戸部功に代わってからは作品との距離感を大切にする装幀・デザイン・イラストで親和性を強調している、すべてがうまくいっているわけではないが第一作の「卵をめぐる祖父の戦争」や「逃亡のガルヴェストン」などいいですねえ…っていうくせにあんまり買わないんです、あれですこれって装幀で買うわけではなく読みたいか面白いかを考えちゃうといろいろなもので、すまん2月はバオロ・バチガルビ「第六ポンプ」買いました。ハヤカワSFシリーズのほうは水戸部功とくらべるなら表紙に関しては漫画だなあ、真鍋博の代役はいないのかな。

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