コメリ書房でお買いもの




新潟市西堀通に昨年12月に大型書店がオープンした。自転車で30分で行けるんだが、なかなか冬は寒くて雪も降るし出掛ける気になれずようやく3月になって出かける。古町だと駐車場が面倒で基本的には車でいかないのでこうなっちゃう。
コメリ」というのは新潟県でいちばんの売上高を誇る企業でホームセンターの全国展開を手掛けている会社。ホームセンター内の一角を書店スペースにしているわけでなく、独立店舗で柏崎・新発田に中規模店を構えていたけれど、新潟市役所跡地に建つNEXT21ビル地下に20万冊規模で出店した。

http://www.komeri.bit.or.jp/company/news/2011/2011_11_09.html

眺めた限りでは大手の文庫新刊がすべてそろってはおらず、選びようがない書肆もありそれは大きな減点です。ねじめ正一の文庫新刊がないのは仕方ないさで許せても、桜庭一樹「お好みの本、入荷しました」円城塔「後藤さんのこと」が平積みされてないのは書店員の怠慢かと。とはいえ新潟県で新しい書皮が見つかるなんてなかなかないことなので、そういう不自由はさておき、マニアの皆さんのために当面文庫の購入はコメリ書店を通すことにしたい。
昨年6月に書皮協メンバーの総会が新潟でおこなわれた際、わたしも少しは書店巡りなどしましょうとあちこち駆け回ったけれど、その際覗いた新発田コメリ書房ではオリジナル書皮を用意していなかった。このたびの出店でどういういきさつがあったかは不明だが、鶏を模したコメリのロゴ入り書皮が準備されていた。4色刷りで各々に違うメッセージが記されている。

  • 緑 It is my favorite book.
  • ピンク What do you read absorbedly?
  • ベージュ What kind of book do you like?
  • 青 I like the book which you choose.

印刷ではすべて大文字で、小さくヒラガナ文字だけで訳がでている。文庫も単行本も(新書は不明)同じ体裁のカバーらしい、店員さんがどれを選ぶか問うてくるシステムで4色別々に頼んだがまあ普通に接してくれていた。書店としての格付けならまあどうだろ、ジュンク堂紀伊国屋には及ばぬがご近所の萬松堂より1フロアで巡回しやすい分上位にランクか。新書などバックナンバーも揃えられており、検索の喜びもあるかと思う。コメリカードでポイントが貯まるそうだし、オリジナルのポイントカードも発行している。地階のせいで圧迫感はあるが、スタバが隣接してるし悪い環境ではない。でも地下街(西堀ローサ)にメロンパンの匂いが充満しているのはなぜ?