集英社文庫 09年12月刊 清水義範 龍馬の船

龍馬の船 (集英社文庫)

龍馬の船 (集英社文庫)

書き下ろしだそうだが、この書籍に気迫も魂魄も感じないぞ、これのどこが小説なんだよ。ちょっと驚きましたよバーレスク清水義範。ジャック&ベティはどこへいった。蕎麦ときしめんはどうした。
船オタクの龍馬を描くとはいうけれど航海や当時の操船、貿易などに視点を当てるのならもう少々きつくきびしく危険な部分にスポットを当てなくてはいけないと思うが、そちらに筆が向かう気配はない。