創元推理・SF文庫 2008年4月チラシの紹介


東京創元社 新刊案内 2008 4

新刊 ジョナサン・キャロル 市田泉訳 薪の結婚

創元推理文庫
フレッド・ヴァルガス 藤田真理子=訳
論理は右手に

コナン・ドイル 北原尚彦・西崎憲=訳
ドイル傑作選 4 陸の海賊

キャロリン・キーン 渡辺庸子=訳
ナンシー・ドール・ミステリ 3 バンガローの事件

ジョナサン・キャロル 市田泉=訳
薪の結婚

フランチェスカ・リア・ブロック 霜島義明=訳
ウィーツィ・バットブックス キスで作ったネックレス


創元SF文庫
田中芳樹
銀河英雄伝説 8 乱離篇


ミステリーズ vol.18
単行本 新刊案内

海外MYSTERY通信
ヴァルガス『論理は右手に』はCWA賞受賞の『死者を起こせ』に続く〈三聖人シリーズ〉第2弾! 変人大活躍の傑作。少女探偵ナンシー・ドルー第3弾、キーン『バンガローの事件』や、スポーツ小説や冒険小説を集めたコナン・ドイル『陸の海賊 ドイル傑作集4』もあって、今月も翻訳ミステリ部門はにぎやかです。
国内MYSTERY通信
これぞ、大倉崇裕の新境地にして新たなる代表作。これまでにも「生還者」「捜索者」などの短編はありましたが、4月刊行の『聖域』は、大倉氏が初めて放つ長編山岳ミステリとなります。山岳ミステリといっても、山は単に舞台となるだけで、山と事件はほとんど関係がない──という作例も多く目につくなか、氏が目指したのは動機や事件の背景などすべてが山に直結する、全編山の匂いに満ちた本物の山岳ミステリ。大学時代、山岳系の同好会に所属していた氏が、デビュー前から温めていた構想を遂に作品化した、渾身の一作です。
FANTASY通信
『蜂の巣にキス』では精巧な推理小説という新境地を披露したキャロル。新作『薪(たきぎ)の結婚』はデビュー作『死者の書』を思わせる戦慄と驚愕に満ちた、まさに鬼才の真骨頂。そして、あのウィーツィ・バットが大人になって帰ってきた『キスで作ったネックレス』。変わらずキュートなリア・ブロックの世界をお楽しみください。
創元ブックランド通信
今月のブックランドは、『シカゴよりこわい町』『シカゴより好きな町』でおなじみ、リチャード・ペックの『ホーミニ・リッジ学校の奇跡!』。学校ぎらいの少年と、代理教師になった口うるさい姉との攻防戦。『シカゴ』の元気なおばあちゃんを彷彿とさせる人物も登場。面白くて、ちょっぴりほろりとさせる傑作です。



東京創元社新刊案内チラシ08年5月は《こちら》にあります