創元推理・SF文庫 2008年8月チラシの紹介

東京創元社 新刊案内 2008 8

創元ブックランド ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 大友香夏子訳 ぼくとルークの一週間と一日
創元推理文庫 新刊
ドナルド・A・スタンウッド 高見浩=訳
エヴァ・ライカーの記憶

D・M・ディヴァイン 中村有希=訳
ウォリス家の殺人

コニス・リトル 三橋智子=訳
夜ふかし屋敷のしのび足

P・A・マキリップ 大友香奈子=訳
ホアズブレスの龍追い人

翔田寛
消えた山高帽子 チャールズ・ワーグマンの事件簿

高城高
暗い海 深い霧 高城高全集 3

結城昌治
仲のいい死体

創元SF文庫
田中芳樹
銀河英雄伝説 10 落日編


新刊案内
DVD案内 ドラマ版「フロスト警部
MYSTERY通信(海外)
鮮やかなどんでん返しと緻密な構成を得意とするディヴァインの本邦初訳作『ウォリス家の殺人』をお届けします。これぞ英国のパズラーという端正な風格を湛えた佳品です。多くのミステリファンに復活を待ち望まれていた『エヴァ・ライカーの記憶』ともども、充実した夏休みを彩る至福の読書体験をお約束します。
MYSTERY通信(国内)
高城高全集の3巻目となる『暗い海 深い霧』は哀感漂う表題作ほか、「微かなる弔鐘」「雪原を突っ走れ」など珠玉の全13編を収録。郷原部長刑事シリーズ第3弾『仲のいい死体』は山間の田舎町で起きた温泉騒動と、巡査と未亡人の心中めいた珍事件を、おかしみに満ちた筆致で描きます。そして、江戸川乱歩賞作家による連作時代推理『消えた山高帽子』が文庫化。西洋と日本の幽霊が連続して目撃された怪異や、歌舞伎役者を巻き込んだ山高帽子盗難の謎に、英国人名探偵が挑みます。今月もどうぞご期待ください。
MYSTERY通信(国内単行本)
暑いさなかの8月の国内ミステリは2冊をお贈りいたします。まずは『落下する緑』に続く日常の謎の決定版『辛い飴』。テナーサックスプレイヤー・永見緋太郎のさらなるシャープな謎解きをご堪能ください。一方の『人魚は空に還る』。明治時代を舞台に美形天才絵師と雑誌記者のコンビが活躍する、著者デビュー作です。
FANTASY通信
今月のブックランドは映画『ハウルの動く城』でおなじみ、ジョーンズの初期傑作『ぼくとルークの一週間と一日』。創元推理文庫は、マキリップの『ホアズブレスの龍追い人』。幻想味あふれる本格的な作品から昔話風の作品まで、彩り豊かな短編集。どちらもファンタジーの女王の名にふさわしく読み応えたっぷりです。