川合元博ホームページ 「目くらましの道」購入

http://www.wataming.dircon.co.uk/index.htm

1年2ヶ月くらい前、旧ダイアリーにコメント&メールをいただきました。
新宿鮫についてひとこと記したわたしが「日本のマルティン・ベッグ(というか、グンヴァルト・ラーソンか)が出現かと期待した」と述べ、ついでにWEBでベッグ関連の書評を尋ねると、思った以上に“過去の作品”としてしか扱われておらず、愕然としたあとでそちらのホームページでベッグ作品の梗概をみつけ大昔の読書の追体験をした。
氏のホームページででも触れていて、またメールでも氏から読むことを勧められたヘニング・マンケル著ヴァランダー警部シリーズだったのですが、ほら、新刊書をまあ優先的に購入しているわたしなので、氏の紹介で心は動いたんだけれど(創元文庫で既刊は発売中だった)なかなか手に入れるタイミングを取れずにいた。
ようやく今月「目くらましの道」が新刊として創元文庫で出たわけなんだが、なんだか逆に川合元博書評のページにはそんなタイトルがない。

http://www.wataming.dircon.co.uk/mankell05.htm

ドイツ語を知らぬ石丸だもので Die falsche Fährteの訳が「誤りの捜査方針」がいいのか「目くらましの道」がいいのか、分かりません。でも、Villospårというスウェーデン語はなんでしょう。
川合氏はまあ、絶賛してますね。わたしはまだ数ページしか読んでません。わくわくですなあ、こんな時間が。もしもとても楽しい読書体験だったとしたら、遡ってヴァランダーシリーズ読んでみたいです。もしかしたらブックオフでもみつかるかもしれないし。マルティン・ベッグの最初も「サヴォイホテルの殺人」からと、何だかおかしなところから始め、過去と未来とを楽しんだものだ。そんな旅になればいいのだけれど。