文藝春秋の新刊 2013・7 「ジャン・コクトー美術館より」 ©大高郁子

ちっちゃなゾンビみたいなのに襲われかけてるみたいなシーン(ウィラードみたいな)かと誤解しました。画像で検索したら見つかったわ、わりとポピュラーら絵柄なのか、知りませんでした。ま、ほとんどコクトーを知りません。「オルフェ」「美女と野獣」ともに楽しい映画だったし「私の耳は貝のから 海の響をなつかしむ」とかね。ジャン・マレーは美男だしね。まあでも先月の大高作品が「マチスの礼拝堂」で、きっと大高先生のお土産話なのでしょうね。
フッターから行ける大高郁子ホームページ中に今年の卒業旅行の思い出が記されている最中でニースでバスを間違えた話はあるがまだ「コクトー美術館」の記述はない、ああでも3月のフライダークのバッグって、先生の持ち物だったと知りました…ってどうでもいいんだが、ファン気質から語るならこのたびのコクトーとか2年前のパウル・クレーとかってイラストレータの指向とけっこう違うんじゃないのかと、まあこれはわたしの邪推だけど。ローランサンというと臭すぎるけど、レメディオス・パロとかレオノーラ・キャリントンとか、そんな女流シュールレアリストの気質みたいなものを先生は受け継いでいたのかと勝手に思っていたけど、でも背景の暗色は実は嫌いではないんです。

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