みなさまからのいただきもの

6月初め“書皮友好協会”による新潟での集まりの場で、メンバーの幾人かから、ご自身の手元にあったチラシなどわざわざもってきてくださりお土産としていただきました。
いただいておいて、偉そうにいうのもなんですが、1987年くらいから揃うわたしのチラシコレクションの隙間に収まる逸品は残念ですが見つかりませんでした。数年前に書皮協メンバーのお一人からハヤカワ文庫のチラシが大量に送られてきて空きスペースをいくつか埋めさせてもらったけれど、まあ今回はそういう奇跡のようなことはありませんでした。いまさら80・90年代の特定のチラシを手に入れるなんて、もう無理なことでしょう。
とはいえ、皆さまの読書の趣味は万別ですので、わたしの手にしたことのないカテゴリもいろいろ見ることができ。光文社古典新訳文庫、いまでも各月チラシが入っているのだがまあ見送りというか「読めないだろう」と判断して見送っていたが、それをたくさんいただく、また新書に入っているチラシも。こちらも収集は難しそう。ライトノベル関連はいただいたけれど、なんともねえ。
でも、ほしかったが手に入れられなかった品や、あることさえ知らなかったチラシなども散見。

ちくまのチラシは上質紙で印刷もセンスもいい。何周年記念とか新企画とかでないと挟まないし、それがいつだかわからないし見たんだけれどいったん買わずに店を出てそれから探し出せないとかもありました。
内田百けん(門構えに月)集成第2期は「買ってられねえぜ」とうそぶきついでにチラシを逃した。その他のチラシも見たんだけど見逃しという例。

講談社から2枚、恩田陸のは店頭レジに並んでいた記憶。講談社文芸文庫のチラシは初めてみました。WEBで調べたら1988年10月新刊の紹介チラシだ。88年は昭和63年、昭和天皇がもう倒れておられたころのチラシなのね、講談社文芸文庫のチラシは現在は新書・ブルーバックスや学芸文庫と同居する奴で、ずっと定着していたので盲点でしたね。いつ頃までチラシが入っていたのか、古書店などで捜してみれば分かりそうだが、新潟のブックオフでは文芸文庫なんてほぼない。

新潮文庫のふたつの投げ込み、見た覚えはあるが持ってない。ま、この書店で文庫選ぶだけで疲れちゃって枝葉まで気がいきわたらないことが多いのです。スポットの投げ込みに関しては見逃しが多いことだとわかってはいます。

知恵の森文庫のチラシは現在はナシ。表紙に本の虫クンがおる奴(ロボットがいたりバージョンは違うが)の記憶しかなく、たぶん末期のタイプなのかも。こういうのはブックオフで捜せば見つかるかな。いつチラシがなくなったのか分からないままではあるんですよね。幻冬舎アウトロー文庫フェア、幻冬舎のチラシが現在のような隔月になるのは最近のことで、だからある時期以前の幻冬舎のスポットはほとんど持っていません。まあ、そんなに種類はないと思うがこういう逸品も。

新潟大会には参加しなかった書皮協の世話人さんから封筒など送ってもらう際、文庫チラシを送りましょうかと問われ、できれば中堅出版社の新刊案内チラシがほしいなと、駄々をこねたら工作舎のチラシをもらっちゃいました。いいですよね。