文藝春秋の新刊 2009・7 「バルセロナのキャンディ」 ©大高郁子

浦島ではなく、こちらは金太郎飴ですね。世界中に金太郎飴はあるんでしょう。多分飴の作り方も世界共通だろうが、手仕事というのか腕力膂力にすぐれないと飴屋はお金にならない。飴と同じでお菓子つくりとなるとパイ生地を練るパティシエも腕の力と持続力がなければどうにもならない世界ですよね。いまのパン職人は機械で練ってるけどパイとか飴もそういう機械があるのかしら。ベターッとくっつくものだと機械だけでは手に負えないかな、若気の至りでパイつくりに挑戦したことがあったけど両手にくっついたバターと粉のベトベトがちっとも取れずにイライラしたっけ。腕が3本あればいいのにね…ってそのときは3本めの腕もベタベタ粉まみれだったりしてるに決まっている。

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