きっとみつかる。ポプラ文庫2009年2月の新刊

表紙 今月の新刊カバー
裏表紙4月の刊行予定 ポプラ文庫1周年
特記事項 ポプラ文庫クラシック 3月の刊行予定 江戸川乱歩少年探偵シリーズ第2弾

購入したのは金原瑞人「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった」

1978年、つまり大学4年の11月、いくつかの出版社を落ちて、卒業後どうするかという決断に迫られた。そこでカレー屋をやることにした。そのころ東京にきていた妹と妹の彼氏を巻きこんで、屋台のカレー屋をやることにしたのだ。そして1か月ほどカレーばかり作っていた…ところ、大学で卒論の指導教授だった犬養先生とばったり会ってしまい…(後略)
 最初のエッセイの最初のページより

わたしが読みたかったのは屋台のカレー屋の仔細にかんしてだったので、だからこのあとこの本では屋台のカレー屋についてのいろいろは書かれていないようなので、仕方ないというか読書自体がどうでもよくなってしまった。
目の付け所の相違といえばそれまでだがわたしにはとても興味がある屋台のカレー屋の魅力についてどうして関心を持たなかったのかとても不思議だ。パブリシティをわかっていない著者と編集者ではなかったのか。