新潟日報新聞記事ですだ
早朝の仕事の人です、わたし。そんなで最近工事現場に行けないのです。まだ真っ暗でね。仕事終了後に行っても、近づけないしさ。
県立野球場 ７月７日オープン 広島vs.阪神２連戦
新潟日報１１月１２日夕刊１面より
プロ野球のセ・リーグは１２日、２００９年シーズンの公式戦日程を発表、新潟市中央区に建設中の県立野球場（仮称）で行なわれる最初のゲームとして、７月７・８の両日に「広島vs.阪神」が組まれた。同球場は、７月７日にオープンすることが決まった。
本県でのプロ野球一軍戦の開催は１３年ぶりとなる。同球場ではさらに９月５・６日に「横浜vs.中日」を行なう。いずれも新潟日報社とＢＳＮ新潟放送が主催する。
県立野球場は総事業費８９億円で県が０７年１月に着工。０９年６月完成予定。県内初の本格的な照明設備を完備した人工芝球場となる。
プロ野球一軍の県内開催は１９９６年６月の「近鉄vs.西武」以来となる。
県立野球場 ２０年越しのプロジェクト残る課題
管理者応募 金額、県と折り合わず
球場命名権 「ドカベン」求める声
新潟日報 １１月１３日朝刊 １３面スポーツ欄
県が整備を進めている県立野球場（新潟市中央区）の最初のゲームが２００９年７月７日の「広島vs.阪神」に決まった。充実した設備と規模で本県野球ファンの期待は大きいが、オープンまでには施設管理者と球場の名称というハードルが残っている。
県立野球場は１９９０年に基本計画ができたが、０４年の中越地震で建設計画が一時凍結。０６年に再び動きだし、０７年１月にようやく着工した２０年越しとなるプロジェクトだ。
地上４階の内野と同３階の外野スタンドは約３万人を収容可能。内外野ともに人工芝で、両翼の距離は１００メートル、ホームとセンターの間は１２２メートル。８基の照明設備を持ち、プロ野球公式戦のナイター試合にも対応できる。１０月末までの工事の進捗率は約６０パーセントで、年内には内野スタンドにかぶせる屋根の鉄骨部分がほぼ完成するという。
まさに本県野球場の顔といえるが、球場の管理者はまだ決まっていない。指定管理者募集に対し１団体が応募してきたものの、管理料で応募者と県側で約６千万円の隔たりがあり、県は管理料の再提案を要求している。金額で折り合わなかった場合、再度の募集には期間が短いことから、県は直接管理することも視野に入れているが先行きは不透明だ。
球場名の問題もある。県はネーミングライツ（命名権）を売却し、球場の維持管理費の一部に充てたい考えだ。しかし県内の野球関連大体などから本県ゆかりの人気野球漫画「ドカベン」の名称採用を求める動きも出てきている。泉田裕彦閉じは「ネーミングライツを導入する方針」と述べ、担当課は「年度内にも名前を決めたい」としているが、スポンサー希望者が複数いる場合の名前の選択基準などで課題が残りそうだ。
県立野球場でプロ公式戦決定 地元選手ぜひ活躍を 意地管理費の工面に課題
新潟日報１１月１３日朝刊 １２版 ３６面 社会
新潟市中央区で建設が進む県立野球場の“こけら落とし”としてプロ野球阪神vs.広島戦の開催が発表された１２日、県内の野球関係者らは喜びに湧いた。人気チームの登場に「ゲームが待ち遠しい」と声を上ずらせる人も。年間一億円と試算される維持管理費に懸念も指摘されるが、ファンは「県民が集まる身近な球状への第一歩のなってほしい」と願った。
阪神私設応援団新潟支部幹事で新潟市秋葉区板垣英武さん（６２）は「阪神が新潟に来るのをずっと待ち続けていた」と興奮。「当然、応援に行く。本県出身の横山龍之介投手が県立野球場のマウンドに立つのが次の夢だ」と期待を膨らませた。
胎内市出身で阪神応援グッズを扱うシャープ産業（神戸市）の小林勝喜会長（８１）は「感無量。これで新潟も野球熱が高まるだろう」と喜んだ。
横山投手の恩師、日本文理高校の大井道夫監督（６７）は「プロ野球は最高の技術を持つ人たちの集まり。プロを目指す子供が増え、日本を代表する選手が出るきっかけになるといい」と歓迎する。
広島に所属する今井啓介投手を指導した中越高校野球部の本田仁哉監督（３２）は「今年は二軍だった今井もこの球場を目指して一軍に這い上がって来るのでは」。大港卓主将は「来年の国体では選手に選ばれて、メジャーのような人工芝でプレーしたい」と語った。
野球ファン待望の新旧ジョウだが、稼動状況によっては赤字も懸念される。ＮＰＯ法人新潟野球人理事長で球場の建設準備にもかかわった羽下典男さん（６８）は「プロの試合を増やすほか、球場グッズを売るとか収入源を増やす工夫を求めたい。一般の私たちにも安く開放してもらえれば稼働率も上がり、『県民の球場』になる」と話していた。
泉田裕彦知事は「新潟で途絶えていたプロ野球の公式戦を、大変楽しみにしている。多くの皆さんに観戦していただき、野球への関心が一層高まることを期待している」とのコメントを発表した。
