文藝春秋の新刊 1998・6 「雨」  ©大高郁子

漫画みたいだね。カラーに負けてるよう。いやあ、絵ってこんなに不思議だぞ、トーンやタッチの小さなぶれや差なのにそこには感動があったり不審さいかがわしさを見出したりするのだね。
梅雨空の悲しさ、うっとうしさをこの小さな雲では表しきれはしないよな。リーフレットを開いてみてもあまり思い出さないものだな。そういう月もあるのです。