文藝春秋の新刊 2015・1 「梅と猫」 ©大高郁子

大高郁子からのお年玉。お正月っぽいあでやか、ふくよか色が暖かですてきだなあ。ネコの耳って肉感的な色つやだがさわるとペラペラでなんか空しくなったりと、ヘンな器官です。そんな耳裏がピクリとこちらを向いて濃い色の目もこちらをにらむ。キンギョソウとかストックとかに見えちゃうウメの花は、風情は感じないが逆に正月の寒さを遮断してくれているようでもある。
椎名誠「EVENA」桐野夏生「奴隷小説」どちらも見てから買いたかった(椎名誠は見れなかった)ので、お年玉を手に入れたのは1月末だったのはちょっと残念でした。