真鍋昌平 闇金ウシジマくん

10年前のラーメン店員時代には、社長が漫画好きだったり店に漫画雑誌があったりで、わりと話題作は知っていたのだけれど、新潟帰ってからはほとんど漫画のトレンドを知らずにいる。「テルマエ・ロマエ」も「信長協奏曲」もなんとfinalvent氏のブログで知ったというくらい漫画のトレンドに暗いのだが、それもまあ仕方ない。2ちゃんまとめサイトで“カイジ”とか“ウシジマくん”とかを聞き「ナニワ金融道」関連みたいなのかなと思っていたけど、全然知らずに今年まできた。「カイジ」のほうは思いのほかのダメさでへなへなだったけど、ウシジマくんのほうは第一巻でちょっとびっくり、「ナニワ金融道」はあっという間に超えたんだがそうすると着地点をきちんと見出せるのかが心配になる。思った通りで昨日ブックオフで購入したウシジマくん第2巻「ヤンキーくん」群像劇として悪くはないけど連載漫画のこの時点でこういう長編ストーリーに持ってゆけ破綻させぬほどの力量の作者なのかまだ分からない。
もちろん第2巻のストーリーは完璧ですよ、でも第1巻からの時系列っていうのがあって街娼に堕ちるOLだって1年経ってるし2巻の新入社員マサルくんも仕事に慣れて顧客を奪うまで半年以上は経ってるだろうし、今後3巻以降のストーリーにしても時系列を重層的に扱わなくてはいけないわけで、そのへんがきっと今に作者に重圧になるのではと(過去の作品なのに)危惧がある…ってか、そのへんを無視してゆくような作品だと知った時点で読書する気持ちは萎えるだろう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%97%87%E9%87%91%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%82%B8%E3%83%9E%E3%81%8F%E3%82%93

Wikiウシジマくんを貼っておくけど、登場人物表読み進むうちにやっぱりちょっとコミックス買ってきたくなる。とはいえこれを実写で描けたのか、そちら方面は期待してない。。