文藝春秋の新刊 2012・7 「下町の花火2012」©:大高郁子

先月末の土曜に両国川開きの花火大会は無事終了したようですね。というわけで表紙イラストは想像図ということのようです。スカイツリーといえば先日来場者100万人とニュースで流れていて、ラジオ聴いてたら「田中麗奈さんが100万人目で…」といっていたのだが、違う礼奈さんだと新聞記事で確認した。

http://www.asahi.com/national/update/0801/TKY201208010244.html

いまのところ、スカイツリーに昇る予定はありません。興味がないわけではないが混んでるんじゃないかと心配で、あっそういえば交通博物館も混んでるんじゃないかと心配でまだ行ってないんだった。

2009年の初秋に建設中のスカイツリーを見に行きました。小雨の煙る中、地下鉄曳舟駅から出た地上は“現場”そのものの武骨と鉄の臭いがあふれておりましたっけ。まだ地上100メートル前後の出来だったツリーはちっともスマートではなく画像の通りで側面にレゴ細工を装着したような凹凸に溢れていて「あら、これは斬新、バベルの塔ラピュタのようでは…」と感心したのですが、残念なことにモダン九龍城みたいな突起物は取り除かれ、当たり前だけれど残念でただの直線的タワーになってしまいました。一つ一つの突起にサラ金でも風俗営業でもカジノでも不法滞在者でも組事務所でも拘置所でも、まあ新橋駅周辺のオンボロビルみたいになったらきっともっとわたしはツリーを好きになっただろうな。

文藝春秋新刊案内8月は《こちら》にあります
文藝春秋新刊案内6月は《こちら》にあります