文藝春秋の新刊 2012・5 「潮干狩貝」 ©大高郁子

おやおや、すげえリアルなアサリじゃないの美味そうというのじゃない、ジャリッとしそうな生っぽさが強く美しい。ライトブルーの背景にこういう具合に影が生じるというのはいったいどういう画材を前にしたどういう状況の大高画伯なのでしょうね、写生のあとできちんとおみそ汁のなっちゃったのかな、もすこし深いとか濃いめの青が背景色だったならアサリ君たちの貝殻の模様にもうすこしキックというか生活歴みたいなものを感じれたかも。
潮干狩りは経験のない石丸です。あれって干満の差が激しい太平洋岸の風物詩なんでしょうね、新潟県民はジョレン?というのか水中に腰までつかりながら人力パワーシャベルみたいなので水中を漁るのがアサリ捕りであって、潮干狩りののどかさではない“労働”っぽさですね。わが家にもジョレンありますが、アサリ捕りの道具ではなく年に2度の町内会の清掃で側溝のドロを救うのに使用してます。
※タイトル「潮干貝」であることに12年12月12日に気づきました。まあでもふつう「潮干狩」だよな。

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