光文社文庫2011年6月刊 我孫子武丸 警視庁特捜班ドットジェイピー

警視庁特捜班ドットジェイピー (光文社文庫)

警視庁特捜班ドットジェイピー (光文社文庫)

我孫子武丸知ってますよ『かまいたちの夜』の人ですね、悪い作家じゃないです「殺戮にいたる病」はすごかったか、サイコホラーとしてもミステリとしても(両者の要素が相反するわけで)いい出来だと思う。そういう作家の手になる「警視庁特捜班…」はスラリと読めた作品だったが、なんかレビューとか記す気になかなかなれずに“安孫子武丸のこと書くならこれじゃない本にしたいな…”くらいの気持でしたがなかなか次の機会がこなかった。
えと、楽しい読書体験でしたね、どうも楽しいニュースもないな仕事も辛いぜなんて時に読むのに適した作品ですね、そうかとなると「殺戮にいたる…」の残酷描写ってやつはこの人にとってどういう産物なんだろ…とか、読者がそういうこと考える必要はないんだけどね、この本の単行本刊行は08年ってことは続編書いてないってことだし、まつまりはそういう職人さんの一人なんでしょ、そういうつもりで読んで行ければいいのかしら。