角川ソフィア文庫 学ぶ心の応援団 11月の新刊 毎月25日発売

まあこれ、新機軸っていうのは何にせよ楽しいものだ…ろうか、実際の話。この何ともいえないチラシと新刊のラインアップ。これ、わるいけれどどうしようもなく分かっていない人が上司で来たんじゃないのかな。今月、デカルト方法序説」新訳だかで出たそうだけれど…うーむ、頑張ってほしいです、でもこっち方面とも、そちら方面とも、違う方角に進むべきだと思うんだけれどな。
柳田国男「雪国の春」購入したんですが、どうもなかなか読み進めず、今月は歳時記を貼ってごまかしちゃいます。

俳句歳時記 第四版増補 冬

生活 【寒施行】かんせぎょう 野施行 穴施行
餌の乏しい寒中に、狐狸などに食べ物を恵み与えること。林の外れ、野のほとりなどに、豆腐・油揚げ・握り飯などを棄てておく。狐狸の穴に食物を入れてやることもある。動物愛護というようりも、呪術的な色合いが濃い。
 山風に押されて暮るる寒施行   福田甲子雄
 裏門は白木のままに寒施行    濱田春日
 野施行や石に置きたる海の幸   富安風生
 野施行の籾撒いてある渚かな   茨木和生
  俳句歳時記 第四版増補 冬 p63

今年の1月、ノラネコだけれどわが家でご飯をいただいていた“シロちゃん”が死亡した。死ぬ半月前くらいそうとう弱って、死ぬまではわが家でウンチ垂れ流しでおりました。
わたしの過去の生活歴では、寄ってきたネコってたいがい家に居つくんだが、シロちゃんとその母(プロフィールの2匹)は、いただくものはいただくが飼いネコにはならぬというような雰囲気で、ずっと過ごして母子ともノラのまま死んでいった。
施行とは違うし、今の時代のネコの飼い方ではまったくないんだけど、うーん、いろいろ考えちゃうな、今年の春に飛べないカラスの子が近所でうろつき、あの時も「どうしたらいいのか」いろいろ毎日考えて、でもそのうち飛べないカラスをみなくなって、まあわたしのうちの慈悲心が震えたあの日々がいまとなってもすこし痺れますね。