文春文庫7月刊 竹内久美子 遺伝子が解く! 美人の身体

遺伝子が解く!美人の身体 (文春文庫)

遺伝子が解く!美人の身体 (文春文庫)

週刊文春での連載、今も続いているようですね、「そんなバカな!」当時は週刊誌で読んでましたが、ドーキンズの「利己的遺伝子」説自体が“目からウロコ”だったのでなんだか毎週びっくりしていた記憶が。
Q&A形式になった(「私が、答えます」)も、初期にはもっと切れがよかった。“若い娘の魅せるファッションはあなた(中年男)に見せるためじゃないんです”という断定は悲しいくらい美しく痛切だった─胴長はモテないとかも辛かったな。
そんな竹内先生(と学会がトンデモ本に指定もしたが)だったのに、久しぶりに読んだら「ダンゴ虫とワラジ虫の違い」とか子供電話相談室みたいでそうとう脱力。そちら関連ではいくらでも続けてほしいし、でも利己的遺伝子関連のトンデモももっと聞きたい。読み物としてこれは間違っていない。
寄藤文平のイラストは、いつものことだがなんだか汚くてあまり好きではないですが。

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