光文社文庫 09年1月チラシ

表紙
芽吹く庭をバックに読書するチャップリン
平山夢明 独白するユニバーサル横メルカトル

チラシ裏
シャーロック・ホームズ全集」
江戸川乱歩全集」
光文社文庫 新世代エンタテインメントフェア
光文社古典新訳文庫 最新刊
光文社知恵の森文庫 最新刊
光文社文庫 2月刊 予告
第13回日本ミステリー文学大賞 新人賞 作品募集
第9回「奇妙にこわい話」大募集

購入したのは上田早夕里「魚舟・獣舟」という“SF史に刻まれる大傑作”と臆面もなくチラシで紹介されている近未来パニックもの。まだ1行も読んでないので傑作かどうかは留保。夢ちゃんついに文庫化おめでとうさん。中高生たちに読んでもらいたいですものね。
「光文社知恵の森文庫」のチラシはなくなった。「集英社be文庫」も「角川ホラー」のチラシもいまはない。チラシ世界も不況の波をドンと被っております。講談社文庫もぐっと点数を落としてきたしね。「知恵の森文庫」「be文庫」両者とも発刊の頃からのを持っているはずですが、いかんせん間口を広げすぎるのは如何かと蒐集するのを遠慮していたのですが、なくなってみれば残念です。古典新訳文庫のほうは今もオリジナルのチラシが入っていて、でもこちらは逆に読む気がまったく起きてこないという、そういう自分にもうすこし苛立つべきか。
知恵の森文庫のスタンスもそういえば分かりにくかった。単純に廃盤になった「カッパブックス」の転用というふうな実用のみというスタイルでもないし、かといって新しい可能性を謳うというほどのラインアップにも見えないし。光文社新書もあることだしお互いの敷居が低くて困るでしょ。