創元推理SF文庫 2008年9月チラシの紹介
東京創元社 新刊案内 2008 9 アンドルー・ラング世界童話集 6 はいいろの童話集 | |
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文庫新刊ご案内 創元推理文庫 | |
エリック・アンブラー 藤倉秀彦=訳 | グリーン・サークル事件 |
トロイ・クック 高澤真弓=訳 | 最高の銀行強盗のための47ヶ条 |
ローレンス・ブロック 阿部里美=訳 | タナーと謎のナチ老人 |
レスリー・メイヤー 高田恵子=訳 | ハローウィンに完璧なカボチャ |
ロバート・ランキン 圷香織=訳 | ブライトノミコン |
芦辺拓 | |
笠井潔 | 熾天使の夏 |
近刊 単行本案内 DVD案内 TVドラマ版「紅はこべ」 【MYSTERY通信(海外)】 本邦初紹介となるクック『最高の銀行強盗のための47ヶ条』は痛快きわまりない青春強盗小説の快作。アンブラー『グリーン・サークル事件』はCWA 賞を受賞した、本邦初訳の傑作。人気シリーズの続刊では、ブロック『タナーと謎のナチ老人』、メイヤー『ハロウィーンに完璧なカボチャ』の2冊がお目見えします。 【MYSTERY通信(国内)】 今月お届けする『十三番目の陪審員』は、法廷劇+本格ミステリの奇蹟の融合! 架空の殺人事件の容疑者となって裁判までの過程を実地で取材し、冤罪の実態を社会に告発するために“犯人”となった青年。陪審法廷で裁かれる彼の弁護を引き受けたのは森江春策!来年裁判員制度がスタートする前に是非ご一読下さい。そしてもう1冊の『熾天使の夏』は矢吹駆シリーズ第ゼロ作にあたる、幻の処女長編テロリズム小説。矢吹駆がいかにして形成されたかを垣間見ることのできる貴重な1作です。どちらもお見逃しのありませんよう。 【ミステリ・フロンティア通信】 今月のミステリ・フロンティアの新刊は、麻見和史の鮎川哲也賞受賞第一作『真夜中のタランテラ』。受賞作の『ヴェサリウスの柩』は医学部解剖学教室という特異な舞台が注目を集めましたが、今回は義足などの義肢装具をテーマに据えた意欲作です。アンデルセンの童話「赤い靴」をなぞらえたかのような奇妙な状況で発見された、“義足のダンサー”として著名だった女性の変死体。その夫の依頼を受けて彼女の死について調査を進めていった、義肢装具士と再生医療の研究者が辿り着いた衝撃的な真実とは──。どうぞご期待下さい。 【FANTASY通信】 今月のファンタジーは『ブライトノミコン──リズラーのハチャメチャな一年間』。英国の伝説的(?)リゾートを舞台に、怪しい都市伝説とヘンテコなギャグ満載のオモシロ冒険譚。記憶をなくした主人公リズラと一緒に、わけがわからないうちに巻きこまれることうけあい。ヘンな著者の個性炸裂。お薦めの1冊です。 |