文春文庫 08年8月刊 和田秀樹 医療のからくり 人生百年時代への処方箋

  

間違えて購入。ほとんど実人生では役に立たぬ対談でしかないだろう。もちろんわたしも南淵明宏という外科医の偉業に驚くけれど、対談者と2人して大学病院の白い巨塔たちを罵倒したところで、日本の心臓手術の現状は変わりそうにない。わたしにとって医療の啓蒙書としてベストだといまも思っているのは米山公啓の「聞き逃せない医師語・ナース語」正続2冊ですね。
アマゾンでみたら米山公啓195冊の本を出してる、すごいな。こちらでも対談している川島隆太の亜流の脳トレ本が多いみたいだけどね。それはともかく「…医師語・ナース語」は改訂版を毎年出して…となると「イミダス」みたいになっちゃうか。何にしろ現在の医療行政の貧困や教授どもの不勉強などを知ることはできたけれども、それ以外この本の価値はなさそう、将来への処方箋にはなりそうになかった。