ごめんね二郎

平山夢明「反吐が出るよなおまえだけれど…」ですが、まああれ「二郎」系へケンカ売ってるわけですね。結局は作者は澄んだスープのラーメンを至高と措いているみたいだな、二郎のスープを“洗ってない犬の背中にかみついたような…”とか“もっと濃くて、舌がひん曲がるほど塩っ辛くて、アクの強い、便所の雑巾を煮たような鼻のもげるようなもの”とか“駄菓子と同じ、ギトギトしたり、ベトベトしたり、なんだかギラついたドラッグみたいなもの…”とかワハハ、脂っこいだけのラーメンスープをとことん貶めてくれてありがとう、夢ちゃん。
でも実はわたし、二郎のスープに魂を奪われた過去があるのよね。都内赤羽のラーメン店に勤務していた10数年前のわたしだったけど、勤務する店で提供する普通のラーメンでは提供できない危険なラーメンを毎週行列作って食べてました。
えと、一人で並んでいるのでカウンターが一つ空くとわりと早くに順番が回ってくるけどそれでも30分待ちあたりまえで、でもそれが得もいえぬワクワクの時間だったな。WEBで検索するともうその店は二郎ではないみたいだ。ラーメン富士丸神谷本店に関する情報は以下に。

http://ramendb.supleks.jp/s/1954.html

いやあ、平山夢ちゃんよ。あんたならもっとギトギトねちねちラーメンに関してリスペクトあってもいいかと思っていたんだがそういうわけにもいかないんだね。トップ画像は新潟市の吉相ラーメンです。そうだなエレガンスな「二郎」としてもしかすると人気が出たかもしれないね。