文春文庫 2009年1月の新刊


表紙
三浦しをん まほろ駅前多田便利軒 ©前耕輔
表紙裏
日本の論点2009 大波乱を生きぬく 全論文書き下ろし

今月の文春文庫ではメディカル関連の書籍が何冊か。こういう書籍を文庫コーナーで探すというのが少しわからない。それとも書店は気を利かせて医学書コーナーに置いてくれているのだろうか。
新書関連、それに実用専門の文庫ではそういった啓蒙書は多くあるので、気になる人々はわりと簡単に書籍にまでたどりつけると思うけれど医療の実用書を探す人が文春文庫の棚まできちんと来れるかはなかなか難しそうだな。
文春の単行本では、けっこうそういう苦しい作業が多いです。先月(08年12月)なんてけっこう難しそうだし、現実に書店で見つけなかった書籍も多い。辰巳浜子・芳子の「娘につたえる母の味」は料理コーナーで見つけられなかった。まあ、あそこは魔界的でもあるが。「平賀譲 名軍艦デザイナーの足跡をたどる」「鵤工舎の仕事 長泉寺建立記」工学とか建築とかもちろん大きな書店には書架があるし、きちんと探せばみつけたんだろうけど─現物、まだみてないなあ。
安西水丸和田誠の「パートナーズ」もそういえば見てない。美術デザインの棚か、売れそうと書店で判断すれば新刊の平台にあったのかもね。
先月購入の「ツチヤの貧格」はでも、すぐに見つけた。哲学コーナーではなくエッセーノンフィクションの棚にふうわり普通に伸していました。ありゃあれだね、デザインの勝利だろうがさあて売れたかどうかまではわかんないけど。