文藝春秋の新刊 1999・3 「春の日」  ©大高郁子


春というのにときめかぬ落ち着き。でもやっぱり花は美しく咲き人は肌寒さをおして街へ出る。そうだよね、明るさ暖かさ騒々しさが街や人を包むのはもうすこし地熱が上がってからかな、なんて感じさす背景のシックな釉薬色が目に優しい。