文藝春秋の新刊 2000・2 「木蓮」 ©大高郁子

クリーム色に描かれた地面、銀の足跡がまぶしく雪の風景かなってそんなふうにも思えるのだけど、でも雪の日、自転車には乗らないしな─なんて茶々はいらないか。左下にある葉っぱだけの木蓮がイラスト全体を引き締めている。初夏にどんな花が咲くのでしょうかね…なんて何だかこういう物言いはわたしに似合わない。