というわけで中条省平「読んでから死ね!現代必読マンガ101」

読んでから死ね!現代必読マンガ101

読んでから死ね!現代必読マンガ101

東海林さだお「もっとコロッケな日本語を」大崎善生「ドナウよ、静かに流れよ」桐野夏生「グロテスク」山崎方代歌集「こんなもんじゃ」─。
それらの発行された月だそうです。グロテスクは昨年文庫になってから読みました。発行当時はちょっと生々しそうで敬遠したのでしょうね、まあ、賢明な選択と誉めてあげたい。
カタログ世代のスノッブ石丸としては中条の「マンガガイド」と福田和也の「作家の値打ち」で、21世紀の序盤を辛うじて泳ぎつないだというべきか。まあ、マンガ関係ではギリギリ境界線をもう狙わぬ安定打法というより、見極めた末の代打逆転打しかねらわないそうとうな策士に成り果てちゃったんだけどね。
読んだことのない作家も多数いて、でも30代のわたしじゃないからへいきでパスして。いいのかな、こんなんで…とはいうけれど、21世紀を迎える数年前からマンガ読むのもそうとう疲れる作業になっている。ブックオフもあることですし、死ぬまでに読みすすめたいものではあります。