文庫チラシコレクション 2007年2月 集英社新刊案内の紹介

集英社 新刊案内 vol.2 2007

村山由佳氏と対談する姜尚中

注目の一冊 集英社新書
姜尚中「ニッポン・サバイバル」
集英社文庫 2月の新刊・20日発売
北方謙三
水滸伝 5 玄武の章

落合信彦
虎を鎖でつなげ

群ようこ
ひとりの女

岩井志麻子
偽偽満州<ウェイウェイマンジョウ>

横森理香
愛の天使 アンジー

柳澤桂子
すべてのいのちが愛おしい
生命科学者から孫へのメッセージ

椎名篤子
新 凍りついた瞳
「子ども虐待」のない未来への挑戦

松浦弥太郎
本業失格

佐藤愛子
自讃ユーモアエッセイ集これが佐藤愛子だ 2

ドロシー・ギルマン 訳=柳沢由美子
自由の鐘

ラデュ・ミヘイアニュ
アラン・デグラン 訳=小梁吉章

約束の旅路


新刊案内 単行本・新書・ケータイマガジン他

天才×天才の豪華コラボレーション
少年少女漂流記
古谷×乙一×兎丸

表にしてからだいぶたっちゃいましたね。3月のフォルダ作ったけれど、いまいったら変な俳句しか置いてないんだ。困ってしまうね。

購入したのは松浦弥太郎「本業失格」

本業失格 (集英社文庫)

本業失格 (集英社文庫)

本好きの石丸ですが、松浦という著者を知りませんでした。ヴィジュアル関係の古書店主が本業でいいのかな。植草甚一古書店周りの後に寄った神保町の喫茶店なんて紹介してるし、時々文章が植草節みたいになったりして、でも逆に悪印象を読者が持っちゃいそうだし。
屈折がいいとは限らないが、この短文、フラットすぎてスパイシーな辛味苦味をもっとほしいなというのが結論。彼の本業たるヴィジュアル関係の書物の薀蓄がいちばんのお土産ばなしなのになあ、肝心のところが植草甚一風でないから、読者にとって何のガイドにもなりはしない。