紀伊國屋ポイントカード

クレジットカードみたいなハードなカード。裏面に署名をせねばならないみたいで、でも逆にポイント数が分かるようにはできていない。
新潟の紀伊國屋、現在はlabula万代6F…というか、旧ダイエービルのワンフロアーを占めているわけですが、以前はそこから斜め後ろの万代シルバーホテル2Fに1975年にオープンしました。当時私は東京の大学に通っていて、まあ巨大書店という存在は当たり前だったけど、でも夏休みとか帰省して自転車で紀伊國屋に行けるという環境には何よりうれしいものがありました。
巨大書店の嚆矢として、わたしなんぞは紀伊國屋を(田辺茂一という存在も含めて)つい贔屓にするんだけれど、国内大手という看板のせいでかけっこう脇の甘い商売をしてしまい、楽天やAmazonと同時期にWEB書店開いているのに、入会金1000円なんて阿漕(だろ…)な商売のせいでせっかくの商機を逃し、こちらのポイントカードにしたところで住所氏名表記(PCでもいいそうだが)なんかにこだわるあたりが、すこしデリカシーに欠けるというべきか、まあでも頑張ってください。20年後に書店という業態が残っているのか、消えてなくなっているのか難しいところだけれど、危機感を持って商機を切り開く努力は大いに評価しますし、1ポイント1円というレートはわりと頑張っているんじゃないでしょうかね。