早川書房の新刊案内 2010 12


表紙 村上春樹版「かわいい女」 Theリトル・シスター

さらば愛しき人よ」を「さようなら、愛しき人」で大鹿マロイがムース・マロイで。でも、かわいい女とリトルシスターは違うような気もする。わたしは中学生の時(40年前)以来の創元文庫ファン(アンチハヤカワの意)でチャンドラーの名作といえば「大いなる眠り」と「かわいい女」だけで、「さらば…」も「長いお別れ」もおとなになってから読む羽目になった。ロング・グッドバイなんてエリオット・グールドの映画観たあと小説読んで、あれれネコ出てこないし結末違うじゃん!と呆気にとられたりした。