文藝春秋の新刊 2009・4 「アーモンド」 ©大高郁子

まあ、アーモンドが主食の地域でなら玄アーモンドというのも…間違い、杏仁だよね、アンズの種がアーモンドなわけで、つまりは桃の種みたいなのが玄アーモンドなんだろう。
今月のリーフレット、新刊を左右に見渡してみて、なんだか風景の変化を感じる。ま、月に一冊も純文学が上梓されないのはこんな世の中仕方ないことだし、いえいえ、充分文学してるでしょう。でもなんとなくこの、経営関係とかって文春とか似合わないんだよね、といってネスコはもうないわけで、本気でネスコブランドを盛りたてなかったツケが廻ってきているのかも。出版大手という立ち居地が、こういう出版不況時にはひどくこたえるし、とはいえ夢は捨てきれないしか。
わたしとしても、何を購入すればいいのか変に悩んで(中島義道とゲマワット教授の2冊を発見しなかったけど)時代作家の乙川優三郎の短編集を選びましたが、まだ実は手をつけてないのだ。