文藝春秋の新刊 1998・5 「旅」 ©大高郁子

ベニスだな、でもわたしがテレビなんぞで知ってるベニスとは少し違うか。赤レンガの倉庫が連なる横浜埠頭とかそういう風情と水上生活者(ポンポン大将みたいな)にみえるけど、ベニスでゴンドラからローアングルで水面を見ればこう広くてゆるい…いやちがうかアングルからすると橋だな、屋根のついた橋の窓に膝ついて首をのせ見ている風景なのかな、ま、どうでもいいけど。
「ポンポン大将」を大高郁子の世代はもうしらないだろうな。わたしにしても水上生活者関連の知識などほとんどない。隅田川の橋々を桂小金治は艀で潜り抜けていた。彼ら一家はどこに住んでいたか、佃島?江東の運河べり?「みんなの歌」で「ぼくらの街はかわっぷち」という歌があった。
♪ぼくらの街はかわっぷち
煙突だらけの街なんだ…♪
歌われているこの街は川崎工業地帯の臨海部なんかかと小学生のわたしに川崎という地名は浮かんだろうか。喘息だらけの小学校だったりして、ハハ。

http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/bokuranomachiwa.html

西六郷少年合唱団のテーマ曲みたいでした。作曲林光ですか、NHK御用達なのは凄いことよね。