文藝春秋の新刊 2007・12 「冬至のカボチャ」 ©大高郁子

あれね、武者小路さんのカボチャですか。日本古来というのか─カンボジア由来でカボチャなのにそれはないけど、気分的には日本カボチャみたいな房々になった緑のあれですね。皮の周囲のうすみどりが美味そうだからイラストとしては成功しているんでしょうが、大高郁子ファンとしてはもうひとつぴんと来ないな。
大高ホームページWooden Garden中のメモ欄で以下のように記されている。

大学にパーマネントで雇われて忙しくて時間がなくて、泣きそうな日々が続いた今年。思うように時間がとれず、絵の仕事も大学の仕事も私生活も、全部中途半端なような気がして苛立つ日々だった今年…

イラストレーターとして多忙になってゆく過程を、私はこうして見ているんでしょうが、そんなイライラを吹き飛ばし来年は飛躍の年になればいいですねって…となるとこんなリーフレットの仕事はしていなかったりして…困るね。
購入したのは佐藤優「私のマルクス」。半分くらい読んだのだが何だか一昔前の自伝というのか青春記というか、佐藤優のファンっているのかどうかは知らないけれど、まあ自費出版のたぐいでないかな。もちろん続くであろうエスピオナージュ編ともなればもうすこしは面白くはなるんでしょうか。実は昨月購入の村上春樹ラソン本を読めずに放置してるのよね。こんなんじゃ困るよね。

文藝春秋の新刊案内チラシ07年11月は《こちら》にあります